日産 ルークス コスパで選ぶならSグレード。デザインが気に入れば買い
2021/01/05 11:55 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車 34
2021/01/05 11:55 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車 34
「日産 ルークス」は、2020年3月に発売された軽のスーパーハイトワゴン(ものすごく背が高くて、後部スライドドアを採用している軽自動車)。
2009年に登場した初代日産 ルークスは「スズキ パレット」という軽自動車のOEM供給バージョンでしたが、2014年登場の2代目は提携先を三菱に変え、三菱と設立した合弁会社で企画。車名も「日産 デイズルークス」と微妙に変わりました。
そして2020年3月に発売となった現行モデルは、同じ合弁会社がらみですが、今度は日産が企画と開発を主導し、車名も「ルークス」に戻したうえで登場しました。ちなみに三菱の「eKスペース」は現行型ルークスの姉妹車です。
ボディサイズは、全長と全幅はベースとなった現行型日産 デイズ(ほどほどに背が高い軽自動車)と同じですが、全高はルークスのほうが140mm高くなっています。そして室内は驚くほど(あきれるほど?)広く、後席と荷室の広さはクラストップレベル。
後部スライドドアの開口幅は650mmが確保され、車体の下に片足をかざすだけで開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」を両側に用意。リアシートには320mmの前後スライド機構が備わっていますので、前方にスライドさせれば、ドライバーの手が後席に座る子どもに届く設計にもなっています。
外観デザインはシンプルなスタンダードモデルと、ややワイルド系な「ハイウェイスター」を用意。そのほか、日産の関連会社であるオーテックジャパンがスタイリングした「ルークスAUTECH」というモデルもあります。
パワーユニットは、最高出力52ps自然吸気エンジン(ターボじゃないやつ)と、同64psのターボ付きエンジンの2種類。トランスミッションは全車CVT(無段変速)で、最高出力2.7psのモーターとリチウムイオンバッテリーからなるマイルドハイブリッド機構が全車に備わっています。
運転支援技術の「プロパイロット」は、ベースであるデイズよりさらに進化。新たに「ミリ波レーダー」を搭載することで、より遠くの状況をセンシングし、そして車両をスムーズに制御できるようになっています。
さらに、2台前の先行車を検知して、回避操作が必要と判断した場合に注意を促す「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を軽自動車として初採用。「アダプティブLEDヘッドライトシステム」や「標識検知機能」「インテリジェントDA(ふらつき警報)」などと併せ、きわめて安心感の高いサポートを行ってくれます。
次のページ>>デザインが気に入れば買い
※このページの写真:ルークス
ミニバンの使わない3列目席の収納方法! 各車違うが「使える」のはどの方式?
ガソリン車でOKならお買い得? トヨタ「ノア」のお得な最新中古車事情とは
【試乗】トヨタ FJクルーザーは、遊び感覚満点の大型SUVだった【10年ひと昔の新車】
【写真蔵】日産 ノートをプレミアムスポーティに仕上げられた、「AUTECH」バージョン
【試乗】SUBARUイチのおしゃれ番長XV! 雪道での「頼れる感」も圧倒的
ハイエースの強力なライバル出現!? 日産NV300コンビは日本で販売しないのか?
【試乗】プジョー308SWはワゴン的な3列7人乗りモデルに進化していた【10年ひと昔の新車】
次期RVRにも搭載ある?? ルノーから謎のPHEV登場!! 日産&三菱へ横展開はあるか
単なるミニバンではない!? 安くはないけど日産セレナをファミリー層に勧めたいワケ【おすすめグレード】
デカイはエライだったオヤジ世代よ「軽なんて……」は捨てるべき! イケてるオヤジの「男っぷり」が上がるKカー7選
始まりは斬新過ぎるHR-Vから! 新型ヴェゼル発表で改めて振り返るホンダ コンパクトSUVの歴史
いまカスタム好きが熱視線を送る「軽バン」! 50万円以下の中古車7台の狙い方
トヨタ C-HR 価格差はあるがハイブリッドがおすすめ、グレードはSでも豊富な装備
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
ダイハツ「タフト」 ハスラーと好勝負できる使い勝手に優れた軽クロスオーバーSUV
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる
日産「セレナ」 e-POWERはやや高いがドライバーも満足度が高いミニバンの一台
新型ホンダ ヴェゼルが初公開される。内外装の雰囲気がガラリと変わってスタイル重視ユーザーも獲得しそう
トヨタ クラウン 日本に特化した文化遺産的な一台。3種のパワーユニットの選び方は?
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある