2020イヤーカー「レヴォーグ」の実力を超強豪「3シリーズ ツーリング」の胸を借りて試した
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:市 健治 195
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:市 健治 195
以上、激しい戦いは終わった。最後の「総合評価」へと移ろう。
計4ラウンドの採点を単純に集計するのであれば「38対36」で、僅差ながら318i ツーリングの勝ちということになる。
だが、この点数にも勝敗自体にも「あまり意味はないな」というのが、自分でやっておきながらアレだが、責任審判の正直な印象だ。
レヴォーグ STIスポーツEXと318i ツーリングという2台の車は、「どちらも素晴らしいステーションワゴンである」という部分においてはほぼ同質であり、サイズも似ているが、それと同時に「まったく違うジャンルの車」でもあった。
いわば空手家と柔道家が異種格闘技戦を行ったようなもので、その勝敗にほとんど意味などないのだ(異種格闘技戦の結果なんてルール次第でいかようにも変わる)。
レヴォーグと318i ツーリングのどちらが空手家でどちらが柔道家はどうでもいいとして、レヴォーグは、高い高いと言われるが、なんだかんだで欧州列強よりはずいぶん安い価格での、そして日本の道路環境下での「最善」を目指し、そしておそらくはそれを達成した、素晴らしい内燃機関自動車である。
そして318i ツーリングは、主にはドイツでの「200km/h超の巡航もしばしば」という使用環境を念頭に作られ、そして「まずまずのお金持ち」に購入されることを前提とした、これまた素晴らしいステーションワゴンである。
両者の出来が――方向性の違いはあれど――おおむね同等だとするならば、残るのは「では自分はどちらが好きか?」という問題だけだ。
「カッコよくて高級っぽくて、そしてずっしりした重厚感がある車が好き!」という人はBMWを選べばいいし、そこに重きを置かない人には、レヴォーグが断然お買い得となるだろう。
そして議題は最後に一周して、最初の疑問へと戻る。
本当に、いまだ欧州車のほうが国産車より「上」なのだろうか?
これについて、もちろん私見ではあるが、責任審判は以下のように結論づけたい。
「もちろんモデル次第ではありますが、一部の国産車であれば、欧州車を過剰に“上”と思う必要はぜんぜんないですよ。ただしデザイン関係は、まだまだ欧州車に学ぶべき部分が多いと思います」
以上である。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!