【このハイブリッドは只者ではない】最高速322km＆ニュル14秒短縮。新型「911ターボS」史上最強スペックで登場…価格は3635万円から

911ターボS カブリオレ

ハイブリッド化で“史上最強の911”へ

T-ハイブリッドは2基の電動ターボチャージャー（eターボ）を備え、応答性と高出力を両立。容量1.9kWhのコンパクトな高電圧バッテリーを採用し、モーター内蔵の8速PDKがポルシェトラクションマネジメント4WDシステムに駆動力を伝える。

ブレーキは新世代「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ（PCCB）」を採用。リアディスク径は390mmから410mmに拡大、フロントは420mmを装備し、ポルシェ2ドアモデルで最大径となる。

タイヤはフロント255/35 ZR20、リア325/30 ZR21を装着し、リアは従来比で10mmワイド化。新世代タイヤによりドライ性能を改善しつつ、ウェット性能も維持する。

アクティブエアロは従来のアクティブリップスポイラーと可変リアウイングに加えて、電動冷却フラップやアンダーボディの可変フロントディフューザーが採用され、Cd値を先代比で約10％低減。ウェットモードではフロントディフューザーが閉じ、ブレーキを水しぶきから保護する。

Tハイブリッドによって、シャシーは新たに電気油圧制御式「ポルシェ ダイナミック シャシー コントロール（ehPDCC）」を標準装備。俊敏性と安定性を高め、400Vシステムに統合されたオプションのフロントアクスルリフトは作動速度を大幅に向上させている。