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【ほぼLS並み】新型「ES」が“巨大化”した背景とは。縮小する日本のセダン市場で受け入れられるのか?

日本市場で受け入れられるのか?

そうして苦労の末にでき上がったESのデザインだが、ここには熊井氏の苦い経験があったそうだ。

「以前、ある国内のクルマを、全長だけ長くして中国市場に持っていったことがあった。そして見事に失敗した。ダックスフンドのようになってしまった。(ダックスフンドは)かわいいが、カッコよさには繋がらなかった。何が足りないかというと、街中で見たら“幅感”が全くなかった。その時のことを散々話して(説得した)」

新型ESの開発主査を務めた千足浩平氏も「ESの役割を変えたつもりは全くない」と補足する。

「ショーファーカーを開発したとは思っていない。ESはドライバーズカーですが、グローバルで見ると、ビジネスで兼用されて大事なお客さまを後ろに乗せるシーンも頻繁にある。いままでのESのポジションを拡張させた(千足氏)」

「でも、これだけ大きいとLSとの差別化が難しいですね?」と聞いてみると、「そこはしっかりと準備していますよ」とやや含みのある回答があった。

当日は知るよしもなかったが、先日開幕した「ジャパンモビリティショー2025」においてレクサスは、“6輪ミニバン”の新型「LSコンセプト」や「LSクーペコンセプト」などを披露し、LSを「ラグジュアリー・セダン」から「ラグジュアリー・スペース」と再定義。大幅な転換を図り、ESとしっかりと差別化させてきた。

フラッグシップとしての価値を拡張させた新型LSと、セダンとしての魅力を押し広げた新型ES。セダンとしてブランド設立当初からラインアップされる両車は、別々の道を歩んでもなお、やはりレクサスにとってなくてはならない重要なモデルに変わりはない。

何が正解かは現段階で判別できないが、あとは日本のマーケットがどう判断するか、である。

(終わり)

(写真:レクサス)

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