「新型セレナ？」「アルヴェルより質感が高そう」…賛否両論の新型「エルグランド」がジワジワと否定派を納得させた“ネットの盛り上がり”の顛末

新型エルグランド

見慣れた風景に新型を置いてみたら“悪くなかった”

あるポストでは、「渋谷のスクランブル交差点を右折するエルグランド」といった実際にある場所の画像をはじめ、「夕方の渋滞に巻き込まれるエルグランド」「イ●ンの駐車場に停まっているエルグランド」など、だれもが「あるあるぅー」と思えるような見慣れた風景のなかにブラックアウト化したエルグランドを配することで、「新型エルグランドがある日常生活」というリアルな世界観を感じさせてくれたのです。

そんなポストの返信には、「黒や白のシンプルな色が一番似合いそう。やっぱりショーモデルの色が良くなかったんだね」や、「ディスってしまってごめんなさい」と素直に非礼を詫びるポストや、「アルヴェルより質感が高そう」「ドライバーのマナーさえ良ければ文句はない」と、ライバル車の風評をも巻き込んだコメントも。

そうこうしているうちに話題は、「求める走行性能を追求して新しいプラットフォームを作ったのはかなり贅沢なこと」など、走行性能を司るパワートレインやプラットフォームにまで飛び火。

パワーユニットの第3世代「e-POWER」には、新たに専用設計された「5-in-1」ユニット（モーターやインバーターをモジュール化したパワートレーンユニット）が搭載されたこともあって「たぶん3000ccクラスのパワー感のはず。試乗できるころには評価が一気に変わりそう」という意見も

なかには「なぜここまでディスられてるのかわからないけど、アルヴェルが神格化されていく重要局面で、魅力的なクルマを投入できなかった日産の状況が招いた問題だと思う」という鋭い指摘も飛び出すなど話題に事欠かない新エルグランド。2026年夏の発売が楽しみな1台だといえます。

（終わり）

（写真：日産）