439万円でもお買い得!? 新型「セレナ オーテック・スポーツスペック」は上質さと走りのバランスが絶妙だった
掲載 carview! 文:編集部 8
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日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が10月3日に発表した「セレナ オーテック・スポーツスペック」。専用エクステリアやインテリアだけでなく、足回りや出力特性までオーテック独自のチューニングが施された “メーカー純正”のチューンドミニバンを短時間ながら試乗することができた。
「オーテック」というブランドは1986年に日産の特装車部門としてスタートした。「スカイラインの父」である櫻井眞一郎氏が初代社長を務め、「スカイライン オーテックバージョン(R32)」や「オーテック・ザガート・ステルビオ」といった名車を次々に生み出す。
1995年にはミニバン「ラルゴ」をベースとした「ハイウェイスター」が、1998年には「キューブ」をベースとした「ライダー」が登場し、メーカー純正のミニバンカスタムはオーテックが火をつけ一代ブームを巻き起こした。ハイウェイスターはその後、日産車の上級グレードへと昇格したのはご存知の通り。
>>「セレナ オーテック・スポーツスペック」を写真で詳しくチェックする
今回の「オーテック・スポーツスペック」も、オーテックが手がけるメーカー純正チューンドカー系譜であり、同社が一貫して磨き上げてきた「プレミアムスポーティ」のコンセプトを引き継いでいる。
プレミアムスポーティをもう少し紐解くと、「扱いやすさを重視した動力性能のチューニング」、「ロングドライブの快適性を重視した車造り」、「上質な素材と匠の技で仕立てたインテリア」に大別される。
NMCには日産のモータースポーツ部門であるNISMOも存在するが、NISMOはモータースポーツをベースとしたゴリゴリの体育会系であるに対し、オーテックは上質さと爽快感を謳っている違いがある。ちょうどBMWにおけるM社とアルピナ社のような関係かもしれない。そういえばアルピナもブルーがテーマカラーだっけ……。
(次ページに続く)
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