プリウスαは乗り心地も抜群。口コミ紹介やプリウス・ライバル車と比較【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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プリウスαは、トヨタの人気セダン「プリウス」から派生したハイブリッド専用車です。プリウスの低燃費や環境性能、先進性を継承しています。2021年3月に生産終了しましたが、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プリウスαの基本スペックや乗り心地、プリウスとの違いや口コミを解説します。プリウスαを中古車購入するときのポイントやライバル車も紹介するので、参考にしてください。
目次
プリウスαは着座位置を高めに設定することで、良好な視界を確保しました。また、モーターのみの走行「EVドライブモード」を採用し、吸音材・制振材・遮音材の効果的な配置や空力性能を追及したボディデザインにより、高い静粛性も実現しています。
さらに、低重心なプラットフォームと適度な固さの足回りで、重厚感と安定性も生み出しました。プリウスαは、乗り心地に関わる運転のしやすさ、静粛性、安定感などの高い快適性を実現したハイブリッドカーです。
プリウスαは、モーターのトルクをリアルタイムで制御する「ばね上制振制御」を採用しています。後部座席に人を乗車させた際や、重い積載物を載せた場合の乗り心地を向上させる機能です。
ばね上制振制御はプリウスαの全グレードに新採用しているため、どのグレードを選んでもなめらかでフラットな乗り心地を体感できるでしょう。
プリウスαは室内の広さも魅力のひとつです。全グレードにステーションワゴンタイプの5人乗りとミニバンタイプの7人乗りを用意していますが、どちらも室内空間の広さは好評となっています。
天井の形状を工夫することで低重心ボディながら開放感のある空間を確保し、後席になるほど着座位置が高くなる設計で、足元の窮屈感を無くしました。
また、7人乗りはニッケルではなく小型のリチウムバッテリーを採用しています。そのため、従来は後席に配置していたバッテリーの位置を変更し、3列目シートの7人乗りを可能にしました。
プリウスαは2011年5月に誕生してから2021年3月まで、一度もフルモデルチェンジを行わず初代モデルのみで生産を終了しました。しかし、一部改良やマイナーチェンジにより、デザイン性の向上や先進装備の充実など、その性能は確実にアップしています。
ここでは、プリウスαの基本スペックや乗り心地を左右する装備品について見てみましょう。
プリウスαのラインナップには「S」シリーズと、本革巻きステアリングなどを標準装備したワングレード上の「G」シリーズがあります。また、SとGに17インチアルミホイールとスポイラーを装備し外観の印象を良くするツーリングセレクションがありました。
プリウスαの2020年8月発売モデルの基本スペックは以下の通りです。
全長×全幅×全高(mm):4,630~4,645×1,775×1,575
ホイールベース(mm):2,780
最低地上高(mm):145
車両重量(kg):1,450~1,480
エンジンの種類:直列4気筒
エンジン排気量(cc):1,797
エンジン最高出力(kW):73
エンジン最大トルク(N・m):142
モーター最高出力(kW):60
モーター最大トルク(N・m):207
駆動方式:2WD
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
WLTCモード燃費(km/L):20.7
乗員数(名):5~7
プリウスアルファの乗り心地は走行性能だけではなく、装備品でも異なります。例えば、SとGのツーリングコレクションは17インチのタイヤを装着しているため、コーナリング性能や安定性のある仕上がりです。
一方で、16インチのタイヤを装備している標準グレードは、17インチよりタイヤの扁平率が高いため乗り心地が良く、ハンドリングが軽くなっています。
また、上級グレードのGシリーズはファブリック×合成皮革シート表皮を採用した高級感のある内装です。さらに運転席には電動ランバーシートを採用しているため、運転時の腰の負担と疲労を軽減してくれます。
プリウスαは、プリウスから派生したハイブリッド専用車です。プリウスもハイブリッド車として人気の高いモデルのため、プリウスαとの違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、プリウスの基本スペックやグレードを紹介し、プリウスαとの違いについて見てみましょう。
2022年12月現在、プリウスには低燃費を追及した「E」、基本装備を充実した「S」シリーズ、先進装備を充実した「A」シリーズ、Aの装備に本革巻きのステアリングホイールやシートなどの上級装備を充実した「Aプレミアム」シリーズがあります。
現行プリウス(50系)の2WDモデルの基本スペックは以下の通りです。
全長×全幅×全高(mm):4,575×1,760×1,470
ホイールベース(mm):2,700
最低地上高(mm):130
車両重量(kg):1,320~1,380
エンジンの種類:直列4気筒
エンジン排気量(cc):1,797
エンジン最高出力(kW):72
エンジン最大トルク(N・m):142
モーター最高出力(kW):53
モーター最大トルク(N・m):163
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
WLTCモード燃費(km/L):27.2~32.1
乗員数(名):5
プリウスはプリウスαのベース車ですが、乗車人数や車のサイズ、搭載された機能や装備などの多くが異なります。
プリウスαはプリウスの上級版とも感じさせるほどの洗練された作りが特徴で、室内空間の広さや安全性能、静粛性はプリウスよりも優れていました。
2022年12月の現行プリウスは一部改良やマイナーチェンジで装備も充実し、性能もアップしていますが、2011年のプリウスα発売時のスペックを比較すると、乗り心地や快適性はプリウスαに軍配が上がります。
プリウスの上級板と感じさせるほど性能や機能性に優れていたプリウスαですが、実際にユーザーからはどのように評価されているのでしょうか。ここでは、プリウスαの乗り心地や高く評価される燃費や静粛性についての口コミを紹介します。
プリウスαはハイブリッド車のため、やはり燃費の良さが特徴です。みんカラの口コミでも『後席もゆったりのれる。そのうえ燃費も良くガソリン代が助かる』や『燃費が程良く良いので、通勤や長時間ドライブに丁度良い』などの声があり、その低燃費は高評価となっています。
現行プリウスの燃費と比較すると少し劣りますが、『あのサイズで、あの燃費は最高だった』などの口コミも多くあり、車体サイズを考慮するとプリウスαの燃費性能が特に優れていたことが分かりました。
静粛性の高さもプリウスαの特徴です。みんカラの口コミでは『一般道巡行での静寂性はピカイチ』や『走り出し滑らか。車内は静か。リラックスできる上質な空間』『ハイブリッドでエンジン音も静か。走行騒音も静かで乗り心地は文句なし』など、carview!でも多くの高評価がありました。
ハイブリッドの走行性能だけではなく、吸音材・制振材・遮音材の効果的な配置と空力性能を追及したボディデザインであるからこその優れた静粛性が高い評価となっています。
ゆったり過ごせる室内空間もプリウスαの魅力のひとつです。
みんカラの口コミでは『後席はある程度スライドしますので、広く使えます。頭上も膝も余裕があります』や『室内もゆったりとしていて狭いと感じたことは無いですね』などの評価がありました。
本来の室内サイズの広さはもちろん、後席スライドでのさらなるスペースの余裕さや3列目シートを倒した際の積載量の多さを評価する口コミも多く、快適性や利便性に関しても高評価のようです。
プリウスαは、走行性や安全性、快適性に関しても高い評価を誇る車ですが、すでに販売終了しているモデルのため新車での購入はできません。そこで、プリウスαのライバル車として特に乗り心地に定評があるモデルを3選紹介します。
現行モデルはもちろん、プリウスα同様に生産が終了しているモデルも紹介するので、参考にしてみてください。
ホンダ ジェイドは2020年に生産を終了したモデルです。
高速道路や山道での力強い加速と、街乗りでの発進・加速を考慮したスムーズな走行性能と静粛性、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」搭載での安全性能の高さも魅力となっています。
中古車市場では多くの車両が出回っているため、少し年式の古いモデルであれば、ハイブリッドタイプであっても89.8万~269.9万円程度の相場で購入が可能です。
(2022年12月時点の情報です)
レヴォーグはスバルのステーションワゴンです。
スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造、新設計のサスペンションや2ピニオン電動パワーステアリングの採用により、どの席に座っても乗り心地の良さを感じられる上質な走りを実現しています。
現行モデルは2020年10月からの2代目で、中古車市場では2014年発売の初代モデルを含め多くの車両が出回っています。
中古車相場は245.8万~598.8万円程度で、年式の新しい車両や走行距離の少ない車両も多いため、お得に購入できるでしょう。
(2022年12月時点の情報です)
日産のミニバンであるセレナは、ファミリーカーとして人気の車です。2022年11月にフルモデルチェンジを果たしました。
ミニバンクラスナンバーワンの広さを誇る室内空間と走行性能の高さが魅力で、特にハイブリッドの「e-POWER」搭載車の走行性や安全性、燃費の良さは高評価となっています。
現時点(2022年12月)において現行モデルの中古車はありませんが、先代のセレナ e-POWERの中古車が狙えます。中古車相場は63.9万~424万円程度です。
(2022年12月時点の情報です)
ミニバンのため車両価格はプリウスαより少し高めですが、ファミリーカーとしてくつろげる快適性や乗り心地の良さは魅力的で、満足度の高い車となっています。
プリウスαを中古車市場で購入する際には、いくつかのポイントや注意点があります。マイナーチェンジを繰り返しているため、装備内容で押さえておきたいポイントがあり、3列目シートに関して注意したい点があるのです。中古車選びでは、これらの項目をチェックしてみてください。
プリウスαは、2017年11月の一部改良で衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sence P」を全車標準搭載しています。ミリ波レーダーと単眼カメラによる高い認識性と信頼性が特徴で、衝突回避や衝突時の被害経験をサポートする機能です。
Gグレードであれば、改良前のモデルであってもプリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールはオプション追加が可能でしたが、より安全性を重視するのであれば、2017年以降の標準装備されたモデルを選びましょう。
室内空間の広さに定評があるプリウスαですが、7人乗りの3列目シートの使い方には注意が必要です。後席になるにつれて着座位置が高くなる設計で十分な広さを確保していますが、3列目シートは狭いという口コミもありました。
大人が乗ると足先が2列目シートの下に入る程の狭さであるため、子供用や非常用としての使用に向いています。
また、アウトドアなどで積載物を多く乗せることが想定される場合は、3列目シートを倒した状態のトランクルームの広さを確認することも重要なポイントです。
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