「セレナ」の最上級グレード「ルキシオン」の売れ行きは？ 販売比率は約1割、新型「エルグランド」登場でさらに逆風か

日産 セレナ

「ルキシオン」が評価されている点とは？

また、前出の販売店担当者は、他のグレードとの比較で「ルキシオン」が選ばれる理由についても話します。

「セレナのなかで最も人気を集めているのは『ハイウェイスターV』です。

専用のフロントグリルやバンパーデザインに加え、両側ハンズフリーオートスライドドアやLEDライト、外装部品まで標準装備されている点が評価されています。価格はガソリン車で316万9100円〜、e-POWERで373万5600円〜と設定され、装備と価格のバランスが多くのお客様に選ばれる理由となっています。

一方で、最上級グレードの『ルキシオン』は、ナビゲーションやドライブレコーダーなどが標準装備されているため、追加オプションをほとんど必要としない点が購入の後押しとなっているようです。

さらに、当店では残価設定クレジットを活用するお客様が7割を占めており、月々の支払いが他グレードと大きく変わらないことから、装備面でより充実している『ルキシオン』を選ばれるケースも見られます。

加えて、上位グレードゆえにリセールバリューが高い点も支持を集め、『将来の乗り換えを考えるとお得だと思う』という声もいただいています。

納期に関しては現時点で2026年1月以降とされていますが、売れ筋グレードで条件が整えば比較的スムーズに納車される場合もあります」