【どうしてこうなった】現地取材で見た…ハノイ「ベトナムオートエキスポ2025」は想定外の“寂しさ”だった
掲載 carview! 文:大音 安弘 11
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なぜ、首都ハノイで開催され、歴史もある「ベトナムオートエキスポ」がここまで寂しいものになったのか。
まず、コロナの影響で昨年が5年ぶりの開催だったこと。そして最大都市ホーチミンで開催される「ベトナムモーターショー」の存在が大きいと考えられる。
昨年の同ショーには二輪・四輪メーカーが多数参加し、期間中の来場者は20万人超とも言われている。出展社にとって、集客が見込めるイベントへ注力するのは当然だ。
また、JETRO(日本貿易振興機構)の調査によると、ベトナムの新車販売台数は2019年~2021年に40万台超、2022年には50万台を突破したものの、2023年には再び約40万台に減少。
2024年は政府やメーカー、販売会社の支援策で49万台まで回復したが、支援が終了した12月には再び販売が落ち込むなど、決して安定した市場とは言い難い。
結果として、公式サイトの情報更新すらままならない現状を見るに、「ベトナムオートエキスポ」の未来は、決して明るいとは言えない。率直に言って、今年が最後の開催になる可能性もあるだろう。
(終わり)
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