トヨタ「ランドクルーザー プラド」 お高めでもパワフルなディーゼルを選んでおけば後々幸せになれるはず
掲載 更新 carview! 300
掲載 更新 carview! 300
2列5人乗りか、それとも3列7人乗りかというのは、家族構成や使用目的などによってほぼ自動的に決まるでしょう。しかし「ガソリンエンジンにするか、それともディーゼルターボにするか?」というのは、少々やっかいな選択です。
なぜならば、エンジンのパフォーマンスと燃費性能はもう圧倒的にディーゼルターボが有利なのですが、「その分だけお値段もけっこう高い」というのが、現実的には若干のネックとなるからです。
数字で見ますと、両者のエンジンの「パワー」はそれほど大きな差はないのですが、パワー以上に重要な「トルク」はディーゼルターボのほうがほぼ2倍強力です。そしてWLTCモード燃費もガソリン車が8.3km/Lであるのに対し、ディーゼルターボは11.2km/L。燃料単価が安い軽油であるという点も含め、これはなかなか魅力的です。
しかし車両価格は、同格のグレード同士で比べると67万円ほどディーゼルターボのほうが高いのです。
とはいえ……67万円というのは決して「大したことない」といえる金額ではありませんが、それでも、おすすめはディーゼルターボエンジンということになります。
少々ケチってガソリンエンジンのプラドを買うとしても、それはそれで結構な金額になります。そうであるならば――つまり、せっかくそれなり以上のお金を出すならば、やはり満足できるモノを手に入れたいと思うのが人情です。
であるならば、約67万円をプラスしてでもディーゼルターボエンジンのビッグトルクを手に入れたほうが、結局は割安というか、幸せになれるはずなのです。
プラドのライバルとなる車種は、プラドを「SUVである」と考えた場合にはマツダ「CX-5」と「CX-8」、トヨタ「ハリアー」、トヨタ「RAV4」あたりが該当するでしょう。
それらは基本設計が古いプラドと違い、新しい設計の車台とモノコックボディ、新しい世代のエンジンを採用していますので、SUVとしての快適性や経済性はプラドよりも断然上です。「SUV」が欲しいのであれば、今、プラドをあえて選ぶ意味はほとんどありません。しかしプラドをSUVではなく、「SUV的にも使える本格オフローダー」として見た場合は――基本的には「ライバル不在」といえる状況に変わります。
強いていえばアメリカの「ジープ グランドチェロキー」あたりになると思いますが、あちらはプラド以上に車両価格が高く、なおかつ同車は2021年秋に新型が導入される関係で、現行モデルはすでに終売となっています。
そういった意味で「唯一無二の存在」になっているプラドは、基本設計が古いという難点はあるものの、「ランドクルーザーほど巨大ではない本格オフローダー兼SUVを、まあまあ現実的な予算で手に入れたい」と考えるユーザーにとっては、依然として注目すべき稀有なモデルだといえるでしょう。
次のページ>>スペック例
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【イタリア】トヨタが新「GRスープラ」発表! 340馬力「直6」×MTの「FRスポーツカー」! ガチガチボディ&豪華内装もイイ「ライトウェイト“EVO”」登場!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】コペンの礎となった希少な軽2シーターオープン「リーザスパイダー」ルーフをばっさり切った潔さに感服!!!
フリークス ストアが映画『スター・ウォーズ』のスペシャルアイテムをリリース
編集前記 Vol.28 戦後80周年企画について
日本が発信したクルマ文化
岡崎五朗のクルマでいきたい Vol.189 テスラを購入した理由
正統派とサブカルのクルマ文化を持つ日本 [対談]モータージャーナリスト 岡崎五朗×次世代ジャーナリスト候補 瀬イオナ
濱口 弘のクルマ哲学 Vol.49 雪上のスーパーカー
東京大空襲の足跡を辿る~戦後80周年企画
ETC大規模障害は「思い至らず」 首都高で起こったらどう対応? ETC専用化トップランナーの答え
米ファラデー・フューチャー、新「FX」ブランドの電動ミニバンを披露
スバル新「クロストレック」発表に反響あり! “鮮烈な”専用ボディカラーに「攻めてる!」「見惚れるカラーだ…」の声も! 水平対向エンジン&Mハイブリッド搭載「Limited Sun Blaze Edition」登場!
【オーナーの評価】人気SUV「カローラクロス」は燃費と走りの満足度高め。気になるところは?
「アルファード」は「残価ローン」がないと売れなくなる? 法人が「現金一括」を好む意外な理由も
【大谷翔平選手のCMでも話題】オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」は「ロードスター」にも“アリ”な選択だった
【クラウン顔を採用?】次期「カローラ」は新エンジンでかなりスポーティ。PHEVも設定し26年以降登場か
【街の遊撃手】路面が悪いとジャジャ馬になる? 巨匠がデザインした2代目いすゞ「ジェミニ」は愛すべきFF車だった
待望の“安っぽくない”ステップワゴン「エアーEX」5月登場。330万円までなら“買い”な理由
日産、売るクルマがない問題…いや、あるぞ! 大型SUV「パトロール」導入のウワサ。国内生産&関税対策で一石二鳥
新型「フォレスター」公開に大反響。デザイン好評&ストロングHVに期待も…旧オーナーから不評な点とは?
マツダの新型ロータリースポーツの名は「RX-9」が有力。「アイコニックSP」ベースで26年秋公開の可能性
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!