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【なぜ?】10兆円の血税を投入してもまだ高い…「ガソリン補助金」継続決定も燃料代が下がらない訳とは

ガソリンが安くならない理由

ガソリンのこうした価格構造を見ると、ガソリン価格を下げるために必要なのは、原油CIFを下げるか、人件費を含む各種コストを下げるか、消費税やガソリン関連諸税の減税です。

しかし、そのいずれも簡単ではないことは言うまでもありません。まず、原油CIFに関しては、産油国の方針や為替、世界情勢に大きく依存するため、日本の一存で引き下げることはほぼ不可能です。

人件費などの各種コストについては、企業努力によって多少は抑えられるかもしれませんが、最低賃金が上昇していることや、賃上げがトレンドになっていることを考えると、極端に引き下げることは難しそうです。

さらに、減税も期待薄です。日本は世界有数のガソリン消費国であるにもかかわらず、自国でほぼ原油が採掘できないため、原油のほぼ全量を海外からの輸入に頼っています。

もし、何らかの事情で海外からの輸入が困難になれば、たちまち国家存亡の危機となることは言うまでもありません。そのため、日本ではこれまで石油依存からの脱却を目指した政策を推進してきました。

恒久的な減税によってガソリンの消費を促すことは、そうした政策と相反するものです。日本が産油国でないという事実が変わらない限り、ガソリン税の中身が変わることはあっても、それによってガソリン価格が大きく下がることはないと考えられます。

(次のページに続く)

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