【なぜ?】10兆円の血税を投入してもまだ高い…「ガソリン補助金」継続決定も燃料代が下がらない訳とは
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 164
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そもそも、ガソリン補助金はその正式名称からも分かるとおり、あくまでガソリン価格の急激な変動を抑制するものであり、ガソリン価格の恒常的な引き下げを目的としたものではありません。
確かに、ガソリン価格はここ数年高止まりしていますが、一定の価格で安定しているという意味では、ガソリン補助金の効果が出ていると言えそうです。
一方、ガソリン補助金にはこれまで10兆円を超える税金が用いられており、その財源が問題となっているのも事実です。そのため、ガソリン補助金は遅かれ早かれ終了することが既定路線となっています。
現在、原油CIFの価格が落ち着きを見せていることもあり、ガソリン補助金が終了したとしても、ガソリン価格が極端に跳ね上がる可能性は低そうです。
野党がガソリン税の暫定税率廃止法案を提出しましたが、その成立には時間がかかります。そのため、早期に現在よりも下がる見込みは薄く、ガソリン補助金の有無にかかわらずレギュラーガソリンの全国平均価格は今後しばらくは1Lあたり185円程度を維持し続けると見られています。
(終わり)
(写真:アフロ)
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