ハスラーの兄貴分、新型クロスビーが登場。狙いはSUVとワゴンのイイとこ取り
2017/12/25 10:30 carview! 写真:篠原 晃一
2017/12/25 10:30 carview! 写真:篠原 晃一
12月25日、スズキの新型クロスオーバーワゴン「クロスビー」がいよいよ発売の日を迎えた。クロスビーは、SUVライクな逞しさと力強さ、ワゴンの広い室内と機能性を融合したブランニューモデル。国内初導入の1.0L直噴ターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせ、スズキ最高レベルの運転支援システムも採用している。
価格は装備充実の「HYBRID MZ」が200万3400円(2WD)/214万5960円(4WD)、「HYBRID MX」が176万5800円(2WD)/190万8360円(4WD)。
まずはパッケージングから見ていこう。新型クロスビーのボディサイズは、全長3760×全幅1670×全高1705mm、ホイールベース2435mm。同社の「イグニス」とプラットフォームを共用しながら、室内長(イグニスから+155)・幅(同+10)・高さ(同+30)のいずれも余裕のある空間を確保している。最低地上高はイグニスと同じく180mmだが、Aピラーを立てたことや高めに設定したヒップポイントなどによって、より見晴らしのよいアイポイントを実現した。
同じコンパクトカーである「イグニス」や「ソリオ」との棲み分けについては、スタイリッシュな「イグニス」はよりパーソナルな使い方、電動スライドドアを備える「ソリオ」は子育てファミリー、そして「クロスビー」は家族や仲間とアクティブに遊びたいユーザーをメインターゲットに設定して開発したという。
通常時124L~最大520Lまで広がるラゲッジスペースにも、そのキャラクターに合わせた工夫が見られる。50:50分割可倒式のリアシートは、リクライニング機構やラゲッジ側からでも操作できるシートスライド(165mm)が備わる。ラゲッジ下のアンダーボックスは、取り外しや水洗いが可能だ(容量は2WD車が81L、4WD車が37L)。さらに上級グレードの「HYBRID MZ」では、撥水加工の前後シートのほか、リアシート背面とラゲッジフロアに汚れを拭きとりやすい素材を採用している。
新型クロスビーは、実は「ハスラー」と同じデザインチームが担当している。ハスラーを知り尽くしたメンバーが注力したのは、SUVらしい逞しさやワクワク感、ハスラー譲りの親しみやすさ、小型車に相応しいワンランク上の上質感などで、そのイメージは“ゆるマッチョ”と表現できるものだという。
ボディカラーは元気なイエローから落ち着いたモノトーン、2トーンルーフ、ドアガードのカラーパネルを組み合わせた3トーンコーディネイトまで多彩に用意する。
内装デザインは、上質感や遊び心をキーワードに仕上げられている。ドアを開けたときに見えるインパネ左右・最端部の加飾、光が反射すると現れるメーター内のクロスビーのイラスト、ドライブモードを切り替えたときのドット風アニメーションなど、細部までの作り込みや仕掛けもチェックポイントだ。また、前席シートヒーターやパドルシフトが全車に標準装備される。
パワートレーンは、マイルドハイブリッドを組み合わせた1.0L直噴ターボエンジン+6速ATの1本立て。モーターアシストや低回転域かつ広範囲で最大トルクを発揮する直噴ターボによって、力強くも効率的な走りを実現する。JC08モード燃費は、2WD車が22.0km/L、4WD車が20.6km/L。また小型車に求められる静粛性を実現するため、さまざまな防振・防音対策を行っている。
4WD車では、2つの走行モード(スポーツ/スノー)やヒルディセントコントロール、グリップコントロールを搭載。運転支援システムは、スズキ小型車初の後退時ブレーキサポートや3Dビューモニターをはじめ、前後・誤発進抑制機能、緊急時の自動ブレーキ、ハイビームアシスト、クルーズコントロールなどが採用されている。
HYBRID MX=176万5800円(2WD)/190万8360円(4WD)
(スズキセーフティサポート・パッケージは10万6920円のOP装備)
HYBRID MZ=200万3400円(2WD)/214万5960円(4WD)
(スズキセーフティサポート・パッケージが標準)
※2トーンルーフおよび3トーンコーディネイトは4万3200円のOP装備
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