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らく+キレ…、新旧プレイズを比較テスト!

明らかに安定感が増している

先代PZ-1と新型PZ-Xを同じクルマに履き換えながら、一般道および高速道路の試乗を行った。共通しているのは、ハンドルの修正回数が相変わらず少ないということ。ビシッと真っ直ぐ走るという感覚はそれほど強く感じないのだが、まっすぐ続く高速道路の先の方を見、ハンドルに手を添えているだけでスーッと真っ直ぐに走っていってくれる。

違いは、新型PZ-Xのほうが明らかにどっしりした安定感が増していること。コンパウンドグリップを高めたことでグリップレベルが上がり、それがしっかりと路面を捉えているという安定感と安心感につながっている。

一般道のワインディング区間に入っても、このグリップ性能が上がったことによる安心感は大きい。相変わらず指1本以下の微操舵領域の応答性にあいまいさは残っているが、先代に比べるとグリップ性能のアップとそれに伴うケース(骨格)のチューニングによって指2本とか3本分くらいハンドルを切り出すとスッとグリップの手応えが立ち上がり、それに伴って応答性にも良い意味でのシャープ感が出てくる。

攻めるような走り方に向いたタイヤではないが、そこそこハイペースでスポーティにワインディングドライブをこなすなら、不安も緊張感も必要ない。そういう意味でのスポーティさが増しているといえる。乗り心地やノイズレベルも先代に比べると幾分よくなっており、初代プレイズのコンセプトである“らく”を活かしながら、不安なく楽しく走れるタイヤに進化していると感じた。

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