新型トゥーランに試乗。日本のミニバンユーザーの期待を超えられるか?
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:菊池 貴之
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パワートレーンは3つのグレード全て、新開発の1.4L TSI(直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ)+7速DSGが搭載された。150ps/250Nmのパフォーマンスは、日本の1.8Lクラスのミニバンよりもパワフルで、とくに最大トルクがわずか1500rpmから涌き出るのはTSIの魅力のひとつだ。MQBの恩恵による軽量化や、ミニバンとしては優秀なCd値0.296の空力性能により、燃費は18.5km/L(JC08モード)を実現している。
重さを感じさせない走り出しから、軽やかに流れにのっていく加速フィールは、とても気持ちのいいもの。カーブやレーンチェンジといった、ガッシリとした剛性感が欲しいところでは、それに応えてくれる。また、子どもとのドライブ時に気になるのは、加速よりもむしろブレーキのフィーリング。ペダルの踏み応えは硬いものの、カックンと不快な揺れがなく、スーッと自然に減速できる。
乗り心地は、17インチタイヤを履くハイラインではやや硬めで、オプションとなるDCC(アダプティブシャシーコントロール)でコンフォートを選ぶと、当たりが柔らかくなる。16インチタイヤでは、一般道から高速まで適度な硬さに感じた。
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