トヨタの高性能グレード「GRスポーツ」の魅力と検討時に注意したい点とは?
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 41
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 41
「GAZOO Racing(ガズーレーシング)」はトヨタのモータースポーツ活動を支えるワークスの名称であるとともに、トヨタのスポーティな市販車サブブランド「GR」として使われています。
スポーツカー専用ボディをもつ「GRカローラ」、「GRヤリス」、「GRスープラ」、「GR 86」といったモデルは、まさにGRのコンセプトを具現化したものといえます。
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しかしGRの走りを味わうことができるのはスポーツカーだけではありません。GRファミリーのエントリーモデルとして「GRスポーツ」というバリエーションがトヨタの各モデルに設定されているのです。
過去にはミニバンなどにもGRスポーツもありましたが、現時点では「アクア」、「ヤリスクロス」、「ハイラックス」、「ランドクルーザー」、「コペン」、「C-HR」の6車種にGRスポーツが設定されています。
たとえば「アクアGRスポーツ」の専用装備となっているのは、前後バンパー、シート、ハンドル、サスペンション、ボディ剛性アップパーツなどです。
GRスポーツのコンセプトとしてパワートレインはベース車のままで、ラゲッジスペースや各種の運転支援機能などをスポイルすることは基本的にありません。スタイリングやハンドリングにモータースポーツからのフィードバックを感じられるのがGRスポーツというわけです。
そんなアクアGRスポーツのメーカー希望小売価格は259万5000円です。標準グレードの価格帯は199万7000円~240万円となっていますから、アクアの中では圧倒的に高価になっていると感じてしまいます。それでも、GRスポーツ専用パーツへの進化を考慮すると、十分に適切な価格ともいえるでしょう。
ただし、ハイブリッド専用モデルであるアクアのセールスポイントである燃費性能については、標準グレードが33.6~35.8km/Lとなっているのに対して、GRスポーツは29.3km/L(いずれもWLTCモード燃費)。
これはハンドリング優先でチョイスされたハイグリップタイヤ(ポテンザRE050A)の影響といえます。GRスポーツとしては、仕方のないトレードオフですが、GRスポーツは全面的に進化しているのではなく、犠牲にしている機能があることも購入時には理解しておくべきでしょう。
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価格と燃費の違いについてヤリスクロスも見ていきましょう。
ヤリスクロスGRスポーツではハイブリッドとガソリンエンジン車の両方に設定されています。ハイブリッド GRスポーツは275万円で、WLTCモード燃費は25.0km/L。ヤリスクロスハイブリッドの標準車における最高額グレードが270万5000円で、WLTCモード燃費が27.8km/Lとなります(※FF車の場合)。
同様に、ヤリスクロスのガソリンエンジン車では、GRスポーツは236万7000円、WLTCモード燃費は17.6km/L。標準系の最高額グレードは233万1000円(Z“アドベンチャー”)で、18.8km/Lとなります。いずれにしてもアクアよりは差が気にならないと感じるかもしれません。むしろ、ヤリスクロスのGRスポーツはFWDだけの設定で、4WDが必須のユーザーは選べないことのほうが気になります。
>>ヤリスクロスのグレードごとの価格や詳細情報はこちら
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2.4Lディーゼルエンジンを積むピックアップトラックのハイラックスについて見ていきましょう。まず燃費性能は標準系とGRスポーツで変化はありません。ただし価格差は大きく異なり、標準系の最高額グレードが388万2000円なのに対して、GRスポーツのメーカー希望小売価格431万2000円となっています。
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キング・オブ・SUVであるランドクルーザーでは、3.5Lガソリンエンジン車と3.3Lディーゼルエンジン車の両方でGRスポーツを選ぶことができます。フロントグリルが専用になるなどひとめでGRスポーツらしさを表現しているのがランドクルーザーでの特徴です。
ランドクルーザーGRスポーツのメーカー希望小売価格は、ガソリンエンジン車で770万円、ディーゼル車で800万円。それぞれ標準系の最高額グレードから40万円高の設定となっていますが、GRスポーツの特別感を考えれば妥当な価格差といえるでしょう。
>>ランドクルーザー300のグレードごとの価格や詳細情報はこち
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なかでも特別なのはコペンGRスポーツでしょう。ご存じのようにコペンはダイハツの軽オープン2シーターで、GRのノウハウをトヨタ傘下のダイハツのモデルに注入するという企画自体がユニークですが、GRスポーツ限定でトヨタの販売チャネルで扱うというのも興味深いところ。
ダイハツ販売店でもコペンGRスポーツは購入可能ですが、トヨタ系の販売チャネルではコペンの標準系モデルは取り扱っていません。そのためトヨタ系の販売店でコペンを購入しようと思うと、GRスポーツ一択となるのです。
>>コペンGRスポーツのグレードごとの価格や詳細情報はこち
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<終わり>
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