2635万円のメルセデス・ベンツ「完全電動Gクラス」試乗 最重量級3トンオーバーの走りやいかに?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:メルセデス・ベンツ日本 12
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:メルセデス・ベンツ日本 12
試乗スタート。まずは郊外のワインディングロードへ。電気自動車なので音もなく始動、発進するかと思いきや、「G-ROAR(ジーロア)」という疑似サウンド発生装置がボンネット下に備わり、車外にV8風サウンドを響かせるとともに、車内のスピーカーからも同様の音を発生するので、V8エンジン搭載モデルのような音がする。
ただしそれに伴うはずの振動がないので違和感はある。すぐ慣れるけど。ちなみに音は消すこともできる。
舗装路でのG580はきわめて良好な乗り心地を味わわせてくれ、モノコックボディを採用する他の高級SUVと比べても遜色のない快適性が備わっている。
2018年に登場したワイドボディの世代からはフロントに独立懸架のサスペンションを採用し、ステアリング機構にもボール&ナット式ではなくラック&ピニオン式を用いるため、軍用車としても使われた昔のGとは異なる快適性を手に入れたが、今回、電動化されたことでさらに洗練されたクルマとなった。Gクラス史上、見た目と乗り心地のギャップが最も大きくなったと言える。
|あわせて読みたい|
>>【ド迫力】Gクラスにマットブラック×ゴールドの特別仕様が登場。235台限定で価格も凄い!
直線でアクセルを深く踏み込んでみると、それなりに鋭い加速を見せたが、一部の電気自動車が見せる刺激的な加速というほどではなかったので、さすがに車重3120kgはそういうことかと思わせたが、気づけばダイナミックセレクトがコンフォートモードだった。これだと電費を稼ぐため後輪モーターのみを使用する。
スポーツモードに入れて同じようにペダルを踏み込むと、背中を蹴られたような加速を味わうことができた。3120kgどこ行った?
この日4L V8ガソリンターボエンジン(最高出力585ps、最大トルク850Nm、車両重量2570kg)を搭載する「G63」にも試乗したのだが、発進直後の鋭さはG63以上、ある程度速度が乗ってからの伸びやかさは同等という印象だ。
スポーツモードだとG-ROARの設定も野蛮になり、G63と同じくらい猛々しい音を響かせるようになった。電動化してもG63レベルの性能やキャラクターをもたせようという開発目標だったのではないだろうか。
(次のページに続く)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ランド・ノリス、悲願のF1初王座! 優勝フェルスタッペン2点差に迫るも5連覇ならず……角田裕毅は14位で一旦表舞台を去る|F1アブダビGP決勝レポート
ノリスがF1チャンピオンに輝く。フェルスタッペン優勝も逆転ならず【アブダビGP決勝レポート】
F1アブダビGP決勝速報|角田裕毅、当面のF1ラストレースを14位で終える。フェルスタッペン優勝も一歩及ばず、ノリスが初王座
ダイハツ×HALが描く軽自動車の未来像とは?Z世代発想が示した“10年後の地方を変える”提案
波乱万丈のSUPER GT戦記!! 2026年シーズン ホンダはは新型プレリュードで挑む!!
「めちゃくちゃ懐かしい!」 シチズンコレクションから名作映画『E.T.』感動の名シーンを閉じ込めた限定ウオッチ登場!
「エスプリ・セー ・ケイ・ギンザ」でクリスマス限定コースがスタート。小林圭のスペシャリテを銀座流にアップデート
一見ただの公園だが……貴重な中世城郭「茅ヶ崎城」の遺跡だった!? バイクで往く城跡巡り
カウンタック以前の「4人乗りランボルギーニ」がオークションで落札 生産台数は225台 元スペイン王室が所有していた56年前の「イスレロ」とは
デコトラに魅了されているが……「何がいいの?」と聞かれると難しい! 結局デコトライベントで目の当たりにするのが一番だった
次期ワゴンR、「Vision e-Sky」デザインを量産仕様に展開か!? BEVもあり!?
日産 フェアレディZ コンバーチブルはスタイル、走り、心地よさといったすべてを融合したオープンZの到達点【愛すべき日本の珍車と珍技術】
レクサス版「GR86」構想は本当にあるのか? 棚上げ状態から再始動の声が聞こえてきた背景
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!