新型WRX S4&STI試乗。継承、そして新たな価値
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
スターターボタンを押すと、S4より明らかに野太いサウンドが聴こえ、エンジンが目覚める。S4のエンジンは新世代の直噴ターボを搭載したが、STIでは従来のEJ20を踏襲して搭載している。最高出力は308ps、最大トルクは422Nm。もはやその実力は世界レベルにある。今回、改めて走らせてみると、速さは文句なしといえるレベルだ。
しかも搭載エンジンは基本的にかつてと変わらないが、シャシーの進化で確実にクルマが速くなっていることが確認できる。特にハンドリングはこのクルマの命といえるが、今回は先代に比べるとキャラクターが変わりつつあるように感じた。というのも、ボディ剛性がアップしたことによって、リアのサスペンションが実にしっかりと路面を捉えるようになり、踏ん張りや粘り強さは先代を凌ぐものになった。
その結果ステアリング操作に対する反応も良くなった上に、最終的なリアの踏ん張りのレベルも高まっているので、中・高速コーナーでさらに安心して踏んで行けるようになった。富士スピードウェイを走らせても、100Rでの安定性とコントロール性の高さは絶妙。リアがしっかりと粘ることでどこまでもオンザレールの感覚を伝える一方で、ステアリングの切り増しをも受け付けてくれるという懐の深さを見せてくれる。
しかし一方で、コーナリングレベルが上がったことで面白みが薄れたと感じる人もいるかもしれない。特にクルマ全体がスライドを始める領域がより高い次元へと引き上げられたことで、結果的に安定の中で走っている……、という感じを受けるからだ。とはいえ、そうしたキャラクターを手に入れたことで速さが増しているわけだが。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!