編集も好印象のマツダ3 ファストバック。見た目とパワートレーンのギャップは気にかかる
掲載 更新 carview! 写真:編集部 14
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運転席から見えるのは、これまでの同クラスの国産乗用車にはなかったハイレベルなインテリアです。シックなフォントが印象的なメーターや、触り心地のいいアームレストのソフトパッド、樹脂類のシボ、ステアリングやエアコン周りなどのクローム類、照明類の色味やスイッチ類のクリック感まで、目に入るもの、肌に触れるものの質感や色味、触感がきちんと統一されていて、トータルで高いクオリティを生み出しています。
兄貴分のCX-5のそれより立派なダッシュボード上の8.8インチモニターは、解像度が高く、地図の道路や文字のグラフィックも滑らかで、見た目の安っぽさがありません。しかし、横長で縦に薄いため、地図をヘディングアップにしている場合、先の道がそれほど見えないのはちょっと残念でしたが、地図の設定を変更して2Dから3Dマップに変更すると、けっこう遠くまで見える気になれました。
編集内で評価が高かったのが、マツダ3から導入された「マツダ ハーモニック アコースティックス」というオーディオシステム。低音のビビりが出ないよう硬いボディにウーファーを直接配置したりと、今までの構成を根本から見直した自信作だそうですが、確かにオーディオに一切こだわりのない編集でも、過去聴いてきた純正カーオーディオの音とは別物だということは体感できました。
このオーディオの良さをさらに高めているのが、車内の静粛性。人間にとって不快な音を排除して、遮音性能を高めるため地道な穴ふさぎを徹底したというマツダ3の車内は、例えば一人で好きな音楽を聴きながら走るナイトドライブなどに最適な環境と言えそうです。
もうひとつ、音ついでに言うと、マツダ3はウィンカーの音も凝っています。「カッチカッチカッチ」ではなく、「コックコックコック」となんだか昂った神経を落ち着かせるようなまろやかな音がするのでした。
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