豪州発表の新型ナバラ、三菱トライトンとの共通点と“変えたところだけ見せる”日産の現地戦略

日産 ナバラ「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

三菱「トライトン」をベースに日産らしいデザインに変更

日産自動車は、新型「ナバラ」を世界初公開しました。2026年型ナバラは三菱「トライトン」をベースとする一方で、外観や現地仕様のサスペンションに日産独自の仕立てを加え、共有モデルとの差を示す内容になっています。

ナバラは1997年に登場し、ハードボディトラックシリーズの後継としてラインナップに加わったモデルで、現行の4代目（D24型）は2014年から11年間販売されてきました。

今回、オーストラリアで披露された最新世代は、トライトンと基本構造を共有しながらも、視覚的な印象に影響する部分に日産らしい造形を取り入れている点が特徴です。

現地エンジニアリング会社のプレムカー社がスタイリングやサスペンションに関わっており、日産らしさを外観と走りの要所で補っています。

フロントまわりは角張ったグリルに、「パトロール」を思わせるLEDヘッドライトを組み合わせ、ブルバーをイメージしたバンパーを採用しています。

キャビンや側面は2023年発表のトライトンの造形を踏襲していますが、テールランプは日産専用のLEDグラフィックを採用し、外観の印象を整えています。大枠を共有しつつ、見える部分を中心に差別化した仕立てです。

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