「電動化や自動運転化?…走りの自分には関係ないぜ」というクルマ好きに今こそ乗ってほしいのが「GRヤリス」
掲載 carview! 文:加藤 英昭 17
掲載 carview! 文:加藤 英昭 17
エンジンもこのクルマのために新たに開発されており、最高出力272ps、最大トルク370Nmを発生する1.6L直列3気筒ターボエンジン(G16E-GTS型)を搭載。これに新開発された多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用したアクティブトルクスプリット4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせており、圧倒的な加速性能を実現している。
ちなみに発売当初は、1.5L直3気筒エンジン+CVT+FFモデルの「RS」も設定されており、こちらは誰もが気軽にGRヤリスの走りを楽しめるモデルとして販売されていたが、2024年4月のマイナーチェンジで廃止されている。
G16E-GTS型エンジンはWRCでの使用領域を分析し、ラリー常用域で最大の性能が出せるボア×ストローク(φ87.5×89.7)を決定。あらゆるシーンでリニアに応える高レスポンスを実現している。
GR-FOURは路面状況を問わず4輪へのトルク配分を瞬時に制御し、トラクションを余すことなく路面に伝達。発進から高速域までの幅広い速度域で、ダイレクトな操作フィールを実現している。さらに4WDモードは「ノーマル/グラベル/トラック」と3つのモードを備えており、路面状況とドライバーの好みに合わせた走りが選択できる。
その加速感はとても気持ちよく爽快なもの。ワインディングロードなどを走らせると、その安定感に驚かされる。たとえばコーナーを曲がるときに、FR車だとアクセルをシビアにコントロールしないとリアの挙動が不安定になる場合があるが(※まあ、その微妙なアクセルワークが楽しかったりするのですが…)、GRヤリスは強烈なトラクションで安定した挙動で駆け抜けてくれる。
>>これが「GRヤリス」だ!外装、内装、各パーツなどを画像で見る
とくにトラックモードの場合は、前後駆動力配分を前後60~30対40~70で連続可変させてくれるので、よりコントロール性が高く自在のハンドリングが楽しめる。
トランスミッションは当初、ベースグレードのRS以外は6速MT(iMT:インテリジェントマニュアルトランスミッション)専用だったが、2024年1月のマイナーチェンジで8速AT(GR-DAT)が追加設定された。
このDATは“ダイレクトオートマチックトランスミッション”の略で、「幅広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指して新開発。まさにその名のとおりダイレクト感あるシフトチェンジと加速レスポンスを実現しており、幅広いユーザーがスポーツドライビングを楽しめるようにしている。
(次のページに続く)
\あわせて読みたい/
>>【また買えないじゃん!】即売り切れの「GRカローラ」に不満続出…なぜ何度も受注停止に追い込まれるのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
住友ゴム、使用済みタイヤから作る資源循環型カーボンブラックを量産タイヤに初採用
セダンなのに左右のリヤドアが非対称! タクシー・乗用・パトカー仕様まで登場した「日産クルー」を知ってるか?
高度な技術と快適性を堪能 メルセデス・ベンツ C 300de ステーションワゴン(2) 期待へ応える逸品
見た目は殆ど同じ! 中身は「iPhoneとガラケーくらい違う!」大量建造されたミサイル駆逐艦 まだまだ進化中!
日産の「6ドア・6人乗り“高級SUVミニバン”」が凄かった! 斬新「観音開きリアドア」×超・豪華インテリアも採用! 時代の先を行き過ぎた2005年公開のコンセプトカー「クラーザ」とは
メルセデス・ベンツ C 300de ステーションワゴン(1) 重要度の高いHVハードをチェック
全国のEVユーザーが充電時間を競う、オンラインイベント開催へ…ミライズエネチェンジ
カタチだけじゃない!装備差がズルいレベル。新型RAV4の「Z」は、間違いがない「買い得グレード」
ウイリアムズのボウルズ代表、ガルフ12時間レースでクラス優勝。予選の好結果には「最速ブロンズ」と喜ぶ
走行距離11万kmの日産初代「シルビア」を購入!オリジナルを重視して復元しつつ適度な改良を施す
ホンダ「N-BOXカスタム」に新たな選択肢! 精悍さが増した特別仕様車「ブラックスタイル」発売【新車ニュース】
冬の極寒であがってしまったら恐怖しかない! バッテリーの寿命を長くするための習慣とは
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
【正式発売】トヨタ新型「RAV4」がついに登場! 価格は450〜490万円で“最大約64万円上昇”。月販3000台目標も早期完売の可能性濃厚か
「エクストレイル」改良後の売れ行きは? 中身は魅力的でも、ラインアップの弱さとライバルの新車ラッシュで苦境に陥る予感…
【軽自動車を全米で作る?】また“トランプ砲”に振り回されるかもしれない日本勢に提案したい「マンハッタン・ママチャリ計画」
【ついにニスモに6MTが来た】東京オートサロンで「フェアレディZ」マイチェン版を初公開!ドデカフェンダー装備のニスモ“新コンセプトモデル”も初披露
「ステップワゴン」が“特別仕様車効果”で販売好調。12月19日発売の「30周年記念車」で「セレナ」との差をさらに広げる!?
【第3世代e-POWER搭載】次期「ローグ(日本名エクストレイル)」の燃費が判明! RAV4やCR-Vなどライバルに迫る実力で日産経営再建の切り札に?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!