エヴォーラ試乗、AT&高性能版の乗り味は?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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続いて乗ったのは高性能版のエヴォーラSだった。それは、3.5リッターV6・DOHC VVT-iにスーパーチャージャーを加えて過給し、同じ3456ccの排気量から350ps/7000rpmのパワーと40.8kg-m/4500rpmのトルクを引き出したエンジンに、クロースレシオの6段MTを組み合わせたエヴォーラで、車重は標準型より50kg増えて1440kgになるが、最高速は261km/hから277km/hへと明確に速くなっている。
さらにエヴォーラSには「スポーツパック」が標準装備される。それをオンにするとレヴリミットが高められ、スロットルレスポンスが一段と鋭くなる他、エンジンオイルクーラーとブレーキが強化型になり、スポーツディフューザーとシングルテールパイプのスポーツエグゾーストなどが与えられて、外観上もリアスタイルが一段とレーシーになる。
コクピットの仕立ては基本的に標準型と変わらず、シートはバックレストがリクライン可能なレカロ製のレザー張りバケットで、快適に身体を支えてくれる。IPSではATのボタン類が並ぶフロアコンソールから生える6段MTのシフトレバーを1速に送り、そこそこの重さのクラッチペダルをリリースすると、エヴォーラSは低く唸りながら走り出した。
スーパーチャージャーとはそういうものだが、エンジンはどこかの回転域から急に迫力を増すのではなく、全域にわたってトルクが増強されている印象で、スロットルを踏めば標準型より明らかに強い圧力でバックレストが背中を押す。SPORTボタンをプッシュするとレヴリミットが6500rpmから7000rpmに跳ね上がって、加速は一段と伸びがよくなる。
エヴォーラSはミドエンジンらしく軽快に回頭してコーナーに飛び込んでいくが、タイヤは標準型と同じ前18インチ、後19インチのピレリPゼロを履いているから、限界近いスピードでコーナーを抜けつつ脱出に際してスロットルをプッシュすると一瞬後輪がグリップを失い、わずかにテールが流れるのを経験した。直後にトラクションコントロールが作動するので危険な状況には至らないが、なかなか操り甲斐のある男のクルマだといえる。
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