レクサス「LM」は売れていない？ 実は“6人乗り”で販売好調…手頃な新グレード導入で「アルファード」と競合の可能性も

トヨタ アルファード

「LM350h」と“アルヴェル”の競合は起きるのか？

では、LM350hが日本市場に投入された場合、アルファードやヴェルファイアと競合する可能性はあるのでしょうか。これについて、前出の販売店関係者は次のように話します。

「現時点で、LM350hの国内導入は未定ですが、価格のハードルが下がることは間違いありません。その分、アルファードやヴェルファイアと価格帯が重なってくるので、比較対象になることはあり得ます」

それでも、「クルマとしての性格が似ていても、ブランドが違えば選ばれる理由も違ってきます」と続けます。

「現時点でも、アルファードやヴェルファイアとLMを迷っているというお客様はあまりいません。むしろ、『レクサスじゃなければ意味がない』というブランド指名買いの方が多くいらっしゃいます。

そのため、LM350hの登場によって、LMとアルファードやヴェルファイアの関係が変わることはないと考えています」

レクサスブランドの価値がLMの存在感を確立しており、仮にLM350hが登場したとしても、LMはあくまで“レクサスの高級ミニバン”として、独自のポジションを保ち続けることになりそうです。

（終わり）

（写真：トヨタ、レクサス）