新型Aクラスの完成度に世界中のメーカーが注目している
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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2月2日、メルセデス・ベンツは4代目となる新型「Aクラス」のワールドプレミア・イベントを、オランダ・アムステルダムで開催した。会場には世界中から450人以上のゲストが集められ、発表セレモニーはフェスティバルさながらの雰囲気の中で華やかに行われた。
メルセデス・ベンツは、2017年に前年を8.8%上回る242万4369台を世界で販売した。このうちコンパクトカーである「Aクラス」「Bクラス」「CLAクラス」「GLAクラス」は、合計で62万台以上。現行のMFAプラットフォームを最初に採用したAクラスのデビューが2012年と、既に5年が経過していることもあり、前年比はマイナス2.8%と減少しているが、それでもブランド全体の4分の1以上を占めている。メルセデス・ベンツにとって“Aクラス・ファミリー”は、既に欠く事のできない重要な柱のひとつとなっているのである。
ニューAクラスというプロダクト自体も、相当に力が入っている。1997年デビューの初代から現行の3代目まで累計300万台以上が販売されたAクラスは、ユーザーの60%がメルセデス・ベンツの新規顧客である。また最大の市場である中国では40%が自動車を初めて購入する顧客で、3分の1が30歳以下となっている。つまり、メルセデス・ベンツの将来の成長において、極めて重要なモデルでもあるのだ。
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