販売数はまだ限定的…納期は10月以降にずれ込む見込み 新型「N-ONE e:」の販売店への反響は？ 295kmの航続距離を武器に問い合わせ増も、販売数はまだ限定的。納期情報も

ホンダ N-ONE e:

軽BEVの普及につながるか？

軽BEV市場においては、サクラをはじめとして、三菱「eKクロスEV」、ホンダ「N-VAN e:」など現時点では選択肢が限られています。

そのなかでN-ONE e:は、個性派トールワゴンのN-ONEをベースに開発され、EVならではのシンプルでクリーンなキャラクターを付加したモデルといえます。

また、航続距離295km以上という性能は短距離中心の移動を想定した軽BEVとしては十分であり、静粛性やエネルギーコストの低さといったBEVならではの魅力も備えています。

一方で、ガソリン車に比べて充電環境の整備状況や充電時間は依然として課題となっています。

特に、地方都市や郊外での利用では、自宅や勤務先で手軽に充電できる環境の有無が利便性に直結します。

こうした環境が整えば、N-ONEの魅力的なキャラクターに電動化の新たなイメージや利点が加わったN-ONE e:は、BEVを初めて導入するユーザーにとっても受け入れやすいモデルとなるのかもしれません。

（終わり）

（写真：日産、三菱、ホンダ）