次期911カレラのプロトに同乗試乗。ダウンサイジングターボ採用か？

目標出力はスタンダードで370馬力、Sモデルで420馬力

こうした状況から想像すると911カレラ・ヴァージョンIIの排気量はおそらく3リッター＋ビターボになるはずだ。また伝え聞くところによれば目標出力はスタンダードのカレラで370馬力、Sモデルで420馬力となる。これならばスタンダード・アスピレーション・エンジンを搭載する現行モデルより明らかな優位性を発揮出来るはずである。さらに燃費は100kmあたり7リッター前後に押さえるとも言われている。

ただし、スタンダード・アスピレーション・フラット・シックスに近い特性を確保するために、ターボ・エンジン特有のスロットルと回転の上がりの時差、いわゆるターボ・ラグを最小限に押さえる必要もある。