ガヤルドLP550-2VB、後輪駆動のランボ復活!
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:菊池 貴之
ひとしきり「ガヤルド LP550-2 バレンティーノ・バルボーニ」の走りを堪能した後、エンジンの火を落とす。ランボルギーニに乗るといつも不思議に思うのだが、運転している間はまったくと言っていいほど恐怖感は感じない。むしろ、暴れ牛を制したときの恍惚感が勝る。
その観点から見れば、LP550-2は非常にランボルギーニらしいモデルである。バルボーニ氏が4WD機構を手放してエンジン出力を低めてでも手に入れたかったのは、軽量なボディとハンドリングの自由度だ。以前、同じくガヤルドLP560-4をベースにしたレーシング・カー、「トロフェオ」をサーキットで走らせたことがあるが、正直なところ、LP550-2の方がトロフェオより尖っている。トロフェオが安全にかっ飛ばせるジェントルマンズ・スポーツカーであるのに対して、LP550-2を走らせるときには常に刃物の上を歩くような緊張感が伴う。
その味わいは独特で、フェラーリのそれとも違う。繊細な性格の跳ね馬を巧みに操りながら実力を発揮させるのと、猛々しく突き進む暴れ牛の動きを予測して制するのでは、興奮の種類が違うのだ。ただし、そこに共通するのはわくわくと胸躍るドライビング・プレジャーの存在だ。
ポルシェのようなシュアなスポーツカーを乗りこなせば達成感は得られるものの、わくわくはしない。アストンマーチンのような成熟したスポーツカーを走らせれば惚れ惚れするが、ドキドキはしない。しかし、ランボルギーニやフェラーリを運転すると、胸が激しく鼓動し、わくわくどきどきする。そんな風に人間の本能に近いところを揺さぶるのが、イタリアン・スーパースポーツの真髄なのだ。
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