【生産終了】18年の歴史に幕を下ろした日産「GT-R」。延命できなかった悲しい事情と、次期型の姿とは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 76
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 76
2007年に登場したGT-Rは、発売以来一度もフルモデルチェンジされておらず、改良を重ねながら18年という長きにわたり販売されてきました。
いまなお一線級のパフォーマンスを発揮し続けているGT-Rですが、現在ではロングライフモデルであることによる弊害も見られるようになってきました。
そのうちのひとつが、先進安全運転支援システム(ADAS)をはじめとする、各種法規制への対応です。
近年の車両に標準的に備わっている衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援機能などが、GT-Rには搭載されていません。GT-Rの基本設計は、ADASが搭載される前提で作られていないため年次改良では対応できないという問題があります。
さらに、GT-Rは3.8リットルV6ツインターボエンジンによる高出力を実現していますが、年々厳しさを増す排出ガスや騒音の規制に適合するのが難しくなっています。
高出力を支える排気システムや迫力あるエンジンサウンドは、スポーツカーの大きな魅力でもありますが、現代の基準をクリアしていくためには現行のままでは厳しく、大幅な見直しが求められます。
これらを踏まえると、GT-Rの設計上の限界が明確になりつつあり、生産終了を迎えるのは必然であると考えられます。
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>>【生産終了】する「GT-R」と「ハイパーフォース」を写真でチェックする
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