BMW X3とX4のMモデルは無敵感すら漂うキャラクター。意外にもより快適なのはX4
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:BMWジャパン
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そんなX3に対して、クーペモデルとなるX4 Mコンペティションはさらにスパルタンなモデルになるのかと思いきや、その予想は良い方向へと裏切られた。より低くワイドなボディを持つX4は、そのサスペンションをしなやかな方向性へとまとめてきたのである。
試乗はまず、トラックから始まった。コースは全長6kmほどの長さで、路面はクリーン。しかしカントやバンクのない平坦なコースはランオフエリアが芝生になっていて、インストラクターはツイスティな中速コーナーでも、かなりの速度でぶっ飛ばす。
ここでX4 Mコンペティションは、懐深いサスペンションのキャパシティをもって、初めてのコースをストレスなく攻略させてくれた。緩い高速コーナーからのアプローチでは、ハンドルを切りながらのブレーキングでも4輪が路面を捕らえ姿勢が乱れない。そこからグッと切り込んでさらに切り返すような難しいS字セクションでも、フロントタイヤのグリップは途切れず、ノーズを積極的に入れて行く。とにかく素直に、この巨体を良く曲げる。縁石をまたぐような場面でもタイヤはバネ下でスムーズに上下して、車体はフラットな姿勢を保ったままだった。
ただし曲がり込んだコーナーの出口からアクセルを全開にするような場面では、失速するような場面が何度か見受けられた。これはDSC(車両安定装置)が介入してパワーを絞るからだ。当日はDSCを完全に切ることは許されなかったが、その制御はパワーオーバーステアが出る前に出力を絞る方向性。このことからもM4 コンペティションはトラクションを活かしてガッツリ立ち上がる4WDというよりは、FR車としての性格が強いと思えた。基本的にはSPORT+に入れてもこの特性は同じで、コース幅をいっぱいに使ってトラクションを失わないように走らせないと、速くは走れない。
M5のようにリアを若干滑らせながらも向きを変え、フロントで引っ張って行くキャラクターにしないのは、この背の高さに対する安全性をBMWが確保したいと考えているからだと思う。よってシャシーバランスは弱アンダーステアだが、運転感覚はとても自然だ。
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