レトロブームで再注目! 女性にも人気の 日産「パイクカー」は今いくら? 選ぶ際の注意点は?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:日産自動車 75
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:日産自動車 75
1980年代後半から1990年代前半にかけて、日産は「Be-1」や「パオ」、「フィガロ」、「ラシーン」などといった特徴的なクルマを多くラインナップしていました。
特にBe-1やパオ、フィガロは「パイクカー」と呼ばれ、、機能や構造は当時の最新モデルと同等レベルのものを採用していながら、内外装のスタイリングはレトロな遊びゴコロあふれるモデルです。
そこからおよそ30年が経過した現在、空前のレトロブームに沸く日本ではこれらに再び注目が集まっています。
当時は200万円前後で購入できたこれらのパイクカー。現在の中古車市場の相場はどのようになっているのでしょうか?

「パイク」とは槍の先のことで“とんがった性格のクルマ“というコンセプトからきている。写真は「Be-1」。
日産の誇る元祖パイクカーの「Be-1」は、初代「マーチ」をベースに1987年に登場しています。四角いクルマが隆盛だった当時において、丸いボディを持つBe-1はユーザーの目に新鮮に映ったことで、発売前から大きな話題を集めました。
生産台数が1万台のみに限定されたBe-1は、発売開始から1年あまりが経過した1988年5月に販売を終了し、翌1989年に登場するパオへとその役割を引き継ぎました。
>>日産 Be-1のカタログページはこちら
>>日産 Be-1のユーザー画像はこちら
そんなBe-1をcarview!中古車で探してみると、2023年7月執筆時点において28台の在庫を見つけることができます。
本体価格は19万9000円~363万円とかなり幅が広く、コンディションによって価格が大きく前後することがわかります。
本体価格が300万円前後の個体はいずれも走行距離が1000km未満になっているなど、コレクター向けのコンディションと言えます。
実用的な個体を選ぶ場合は、150万円程度の予算が必要となるようです。100万円以下の個体もいくつか見られますが、走行距離が多く、内外装のコンディションについては慎重に判断する必要がありそうです。
>>日産 Be-1の中古車情報はこちら
>>日産 Be-1のユーザーレビューはこちら

アイボリーの「パオ」は往年のフランス車のような佇まい
Be-1の後を継いで1989年に登場したパオは、Be-1同様初代マーチをベースとしています。
その外観はシトロエン「2CV」やルノー「4」といった往年のフランス車を思い浮かべさせるものであるほか、内外装のデザインもレトロなイメージのものが採用されています。
一方、ボディには新素材や新工法が多く用いられており、当時の最先端の技術を採用しています。また、ボディカラーに採用されている4色の「アーシーカラー」は、近年注目を集めている「アースカラー」そのものであり、先見の明にあふれたモデルでもあります。
>>日産 パオのカタログページはこちら
>>日産 パオのユーザー画像はこちら
3万台あまりを販売したパオですが、現在流通している個体は40台もありません(執筆時)。
本体価格は59万8000円~315万円となっていますが、150万円前後の個体が平均的のようです。
ボディカラーは「アクアグレー」が最も多く、「オリーブグレー」「アイボリー」「テラコッタ」の3色はいずれも数えるほどしかありません。
現在流通している個体は走行距離が多いものがほとんどであるため、各個体のコンディションには十分注意する必要がありそうです。
>>日産 パオの中古車情報はこちら
>>日産 パオのユーザーレビューはこちら

「フィガロ」はリアガラスが一体となったソフトトップをトランクに格納することができる
1991年に登場したフィガロは、Be-1やパオと同じく初代マーチをベースとしてはいるものの、オープントップを備えていることからそのスタイリングはほかのパイクカーとは大きく異なります。
「日常の中の非日常」をコンセプトにしたというフィガロは、日本限定車でありながらその独特の雰囲気が海外でも話題を集めました。特にイギリスへは多くの中古車が輸出されており、現在でも根強いファンがいると言われています。
>>日産 フィガロのカタログページはこちら
>>日産 フィガロのユーザー画像はこちら
執筆時点では46台の中古車が流通しているフィガロは、最も本体価格が安いものでは95万円と比較的手頃ですが、最も高価な個体には539万9000円というプレミア価格が付けられています。
それ以外でも、状態の良い個体は300万円~450万円程度と新車価格を大きく超える価格が付けられており、日産のパイクカーのなかでもひときわ高い人気であることがわかります。
フィガロの中古車価格は総じて高めです。ただ、どの個体も一定以上のコンディションにあるという点は、はじめてパイクカーにチャレンジするユーザーにとっては嬉しいポイントかもしれません。
>>日産 フィガロの中古車情報はこちら
>>日産 フィガロのユーザーレビューはこちら

根強い人気のクロスオーバーSUV「ラシーン」
日産のパイクカーシリーズの1つである商用バンの「エスカルゴ」や、その後登場したクロスオーバーSUVの「ラシーン」は、いずれも個性的なスタイリングがファンの心をつかんで離さないモデルですが、残念ながらエスカルゴは現在流通している個体はほとんどありません。
>>日産 ラシーンのカタログページはこちら
>>日産 ラシーンのユーザー画像はこちら
ラシーンについては100台を超える個体が流通しており、100万円以下のものも簡単に見つけることができます。
ラシーンのスタイリングは、SUVが全盛となっている現在でも十分通用するものです。もし、これらのクルマの購入を考えているのなら、ラシーンは最善の選択肢と言ってよいかもしれません。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ポルシェ『パナメーラ ターボ』、究極のカスタム「ゾンダーヴンシュ」仕様を公開…後席にシャンパンクーラー
165万円! スズキ「アルト “ニャパン”」!? 丸目ライト&ヒゲデザイン採用の「“ネコ”モデル」! ウサギやめた「斬新モデル」とは
プロフェッショナル仕様のルーフラゲッジとスペアタイヤホルダーを装備したメルセデスAMG G 63の限定モデルが日本上陸
三菱ふそう『eキャンター』15台、スペイン運送企業に納車…国営郵便サービスで配送に使用
「ワクワクが伝わってくる!!」折りたたんで連れ出せる電動バイク「タタメルバイク」の魅力に迫る! ~高梨はづきのきおくきろく。~
滴滴出行、中国広州で24時間体制の完全無人運転パイロットサービス開始
2025年《冬》注目モデル購入情報『ルークス』
新車236万円! 日産「“新”実用コンパクトバン」発表に反響殺到! 「終売じゃないんだ」「おしゃれ!」 「セレナより小さいサイズ」で「7人乗り仕様」も設定! 「快適シート」新装備の「NV200バネット」発売
ギャップとスチャダラパーの限定コラボ第2弾が登場!
「ハーレー」から新たなシングルエンジン・ネイキッド登場!! 「X350」「X500」「X440」に続く新たな“X”「X440T」インドで発表
NXインド、Uno Mindaから「最優秀統合サプライチェーン支援賞」受賞…物流部門で2社のみ選出
「水素30円の壁」を突破できるか? JERA×デンソーが挑む排熱活用SOECと地産地消モデルの戦略
【まさかのアマゾンで買えるミク仕様】ダイハツ「ミクキャンバス2」登場! 約25万円で“さりげなく初音ミクを推せる軽”に変身する特別パッケージ
【日産の逆襲が本格化】新型「エルグランド」の中身がついに判明。美意識デザイン×e-POWER×プロパイロットで「アルファード」包囲網が整った
これは「N-BOX」越えちゃったかも。日産新型「ルークス」が子育て卒業層に提案する“軽でも高品質”という選択肢
スズキの小型SUV「eビターラ」発売まで約2ヶ月。現在の受注状況は? 補助金厚めで都市部を中心にジワジワ人気拡大中
【ミニプリウスにキャラ変】装備充実の新型「アクア」。最強ライバル「ヤリスハイブリッド」と何が違う?
【コメント欄で激論】「初代コペンを彷彿」「300万円は超える」「市販化に期待」…「K-OPEN」実車公開の記事が話題
レクサス版「GR86」構想は本当にあるのか? 棚上げ状態から再始動の声が聞こえてきた背景
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!