アルファロメオ久々の新型「ジュニア」はなぜ安いのか。価格も真っ向勝負「LBX」とどっちがお得感が高い?
掲載 carview! 文:編集部/写真:Stellantisジャパン 27
掲載 carview! 文:編集部/写真:Stellantisジャパン 27
では、パワートレインの違いはどうか。両車ともにモーターアシスト付きの直列3気筒ガソリンターボを搭載しているが、ジュニアは最高出力16kWのモーターと1.2Lエンジンを組み合わせたマイルドハイブリッド(MHV)であるのに対し、LBXは69kWのモーターと1.5Lエンジンを組み合わせたフルハイブリッド(HV)となっている。
ただ、排気量はLBXのほうが大きいものの、システム最高出力を比べると、LBXが136psに対してジュニアは145psとLBXを上回る。またジュニアはマイルドハイブリッドだが、発進時や渋滞時などストップ&ゴーを繰り返す場面ではモーターのみでの走行が可能な機能を備えており、LBXのほうが全方位的に勝っているというわけでもない。
なお、ジュニアには電気自動車(EV)仕様の「エレットリカ・プレミアム」(556万円)もラインナップされているが、LBXにはEVの設定がないため、今回は比較から除外する。
ではなぜ、ジュニアがアルファロメオとしては異例の価格設定になっているのか。そのカギは、同じステランティス傘下のフィアット「600(セイチェント)」などとプラットフォームを共有し、量産効果で開発・製造コストを抑えている点にある。
>【思わず欲しくなる】アルファ久々の新作「ジュニア」の内外装をギャラリーで見る
フィアット600は、ハイブリッドのベースグレード(受注生産)が365万円、上位グレードが419万円となっている。ちなみに上位グレードの「ラ・プリマ」は先着600台限定で20万円引きとなっており(399万円)、ジュニアよりもやや安価な設定だ。また、ジープの「アベンジャー」も同じプラットフォームを採用している。
一方、LBXのベースとなっているのはトヨタの「ヤリスクロス」だ。レクサスの品質基準に合わせたさまざまな改良が加えられているものの、ネット上では「レクサスらしい高級感には今ひとつ届いていない」といった声も見受けられる。
(次のページに続く)
|あわせて読みたい|
>>アルファロメオ「ジュニア」発売 1.2LハイブリッドとBEVを設定、420万円から
>>アルファの入門SUV「ジュニア」がファンなら即決モノの完成度
>>【検証】登場から1年半“小さな高級車”。レクサス「LBX」は成功できたのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
九州新幹線最大の謎? 普通列車しか停まらない「無人駅」が新幹線駅に変貌した根本理由
ホンダ「VFR400R」「VFR400Z」(1986年)【80年代に登場したホンダのバイク図鑑】
「寒ければエンジンをかければいい」はNG? 車中泊で快適に過ごす方法は? 最新モデルは快適? 冬の車中泊どうすれば
うつりゆく“逆さ富士”を映す「秀峰閣 湖月」の足湯テラス【心を満たす温泉宿24選】
初代NSXが蘇る!ホンダ、純正部品復刻とレストアを融合した新サービス始動へ
特別なグリーンカラーが誇らしい。ポルシェ「911 GT3」に新たなコレクターズカー
内燃機関マニア必見!エンジンの仕組みを丸裸にしちゃうスマホアプリがリリース【動画あり】
コレが商用モデル!? 2人乗り仕様「ディフェンダーハードトップ」日本初導入
ランチア・コルセHFがWRC2のドライバーラインアップを発表。ロッセルとグリアジンのダブルエース体制に
Voge「“新型”クルーザー」発表! “サラミスライス”のサイレンサーで個性を主張! 中国ブランド最新モデル「CU625」とは?
超希少! 三重県にしかないNSXパトカーの限定ミニカーについ財布の紐も緩みそう! もはや自分へのクリスマス!?
インパクトがあるのは身長だけじゃない! 元マクラーレン育成ウゴチュクがSFテストで驚きの最速タイム。来季F3でも大躍進の予感「自信がある」
希少な“4ドアV8セダン”のレクサス「IS500」か2ドアクーペのBMW「M2」か? ほぼ同額の2台を比べると米国ユーザーが実用性と日常性で選ぶ軸が見えてくる
「日産ブースどうだった?」20代女子3人に聞いたら“マンガの世界観”が好印象も…“市販車だけ”なのは賛否両論
【トヨタが商標を再び出願】「MR2」後継は“MR-S”の名で復活か? 「GR GT」公開で高まるミッドシップ再来の期待と“謎のプロトタイプ”の正体
S耐由来の限定車「MSRロードスター12R」と「BRZタイプRA」が相次いで登場。人気殺到の裏にある「本物のストーリー」とは
【軽さが「アルト」を救う】次期型は“最大120kg減”の可能性も。燃費32km/L超&コスト削減で“軽が高すぎ問題”にスズキが本気で挑む
「ランドクルーザーFJ」と「新型RAV4」はほぼ同じサイズなのに中身がヤバいほど違う? 知らずに買うと後悔するポイントとは
ブランド化した「センチュリー」に勝機はあるのか。超富裕層を納得させるために必要な“二文字”とは
【日本仕様にも“この黒テイスト”が欲しい】タイ版「ヤリスクロス」に“ナイトシェード”登場! 約444万円の最上級グレードは「ハリアー」級の仕立て
レンタカーと大差ない? “クルマのサブスク”のメリット・デメリット。若者にジワジワ浸透する“意外な理由”
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!