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今注目の技術「ITS」が自動車の未来を変える

今注目の技術「ITS」が自動車の未来を変える

ITSをジャーナリズムの視点で先導するモータージャーナリストの清水和夫氏。

交通の流れに革命を起こす【ITSスポット】

現在、日本の道には高速道路を中心に、1600カ所のITSスポットが設置されている。このITSスポットから多様な情報を車両に送信することで、快適で安全な交通環境を実現しようというのが、この取り組みの目的である。

ITSスポットからの情報で役立つのは、「ダイナミックルートガイダンス」と呼ばれる最適なルート案内だ。従来のルートガイダンスと何が異なるかといえば、大都市間の広域情報をリアルタイムで入手できることだ。

「ITS世界会議 東京2013」のデモンストレーションでは、首都高速から名古屋に行くという設定で最適なルート選択を行った。通常のカーナビだと複数のルートから最適のものを選ぶことが難しいけれど、ITSスポットから大都市圏全体の区間ごとの所要時間をキャッチできるので、道路ネットワーク全体から最適なルートを選ぶことができる。

清水和夫さんは、「ITSスポットの可能性は、そんなものだけではないはずです」と強く主張する。「ITSスポットは、ETCと同じ通信方式(5.8GHz)を用いるので、連携したサービスを提供できるはずです。たとえば、渋滞が予想されるルートでは通行料金を高く設定して交通の円滑化を図る。あるいは首都高速1号横羽線のように耐久性に問題がある道路は、大型車の通行料金を大幅に高く設定すれば、事実上、道路への負荷が小さい小型車専用道路となります」

そして清水さんは、「ヨーロッパの自動車メーカーは、日本のETCの普及率が高いことに目を見張っています」と続けた。「日本の乗用車の保有台数はおよそ6500万台で、そのうち約90%がETCを装着しています。ITSスポットと連携するには第2世代ETCでなければいけないという問題はありますが、それでも日本のクルマはデファクトで道路と繋がっていることになります。目的をしっかり決めてETCを用いたITSの成功例を、世界にさきがけて作る素地が出来ているのです」

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