【新型も気になるが…】高コスパな現行「CX-5」と圧倒的ブランド力の「ハリアー」。人気の都市型ミドルSUV、比較のポイントは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 64
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パワートレインのラインナップは、CX-5が2.2Lディーゼルエンジンと、2.0Lおよび2.5Lのガソリンエンジンの合計3種。ハリアーは2.0Lガソリンのほかに、2.5LハイブリッドエンジンとPHEVの3種類です。
2.0Lエンジン同士のスペックを比較すると、CX-5が最高出力156ps/最大トルク199Nm、ハリアーが170ps/203Nmと大きな差はなく、燃費性能はCX-5が14.0〜14.6km/L、ハリアーは14.8〜15.8km/Lです。
CX-5の2.5Lエンジンのスペックは、最高出力190ps/最大トルク252Nm(4WDは188ps/250Nm)となっていますが、燃費性能は2.0Lガソリンエンジンよりもわずかに低い13.0〜13.8km/Lとなります。
CX-5の主力は2.2Lディーゼルモデルと言えるでしょう。
2000rpmの低回転で450Nmもの大トルクを発揮するCX-5のディーゼルモデルは、力強い走りが魅力であると同時に16.6〜17.4km/Lの優れた燃費性能を備えています。また、使用燃料が単価の安い軽油である点も、ディーゼルエンジンのメリットです。
一方、ハリアーのハイブリッドモデルは、最高出力178ps/最大トルク221Nmのガソリンエンジンに120ps/202Nmのフロントモーターが組み合わせられており、絶対的な動力性能ではCX-5に劣るものの、ディーゼルエンジンよりもさらに低い回転から大きなトルクを発揮できるモーターの特性により、発進加速性能ではCX-5を上回ります。
また、ハリアーのハイブリッドは燃費性能が21.7〜22.7km/LとCX-5のディーゼルモデルを上回っているため、走行シーンによってはハリアーのほうが燃料代を抑えることができるかもしれません。
悪路走破性はCX-5が優位といえるでしょう。CX-5の最低地上高はハリアーよりも20mm高い210mmであるうえ、4WDモデルには「オフロードトラクションアシスト」が備わり、「フィールドジャーニー」グレードには専用のオフロードモードも備わります。
もっとも、ハリアーはラグジュアリーSUVとしてのオンロード性能に重きを置いており、悪路走行はあまり想定されていません。CX-5も度重なる改良によって乗り心地や静粛性などは格段に向上していますが、ハリアーとは対照的にスポーツ色が強い仕立てです。
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