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A3スポーツバック試乗 これぞエコ・プレミアム!

貴重な“エコ・プレミアム”

日本において一般的にエコロジーなのは、ハイブリッドカーとされている。欧州では新世代ディーゼルがエコカーの中心だが、日本ではまだまだ…。そんな次世代エコカーの中で、突出しているのがトヨタ・プリウスだ。世界初の実用化実績は伊達ではなく、今世界で一番売れているハイブリッドカーではある。が、そのプリウスでも難しいのは、真のプレミアムイメージを纏うことだ。実はエコ=“貧乏”と翻訳される場合も少なくないので、本質的にプレミアムとエコは相容れない。もちろん、最近では“無駄遣い”=プレミアムではなくなったので、追い風ではあるが、未だ真っ正面からの組み合わせは難しい。

だがその難しいマリアージュ(仏語で食べ合わせ、転じて組み合わせ)を見事にやってのけているクルマがある。それが新型アウディA3。いや、今回から日本には5ドアボディしか輸入されなくなったから正確には『アウディ A3 スポーツバック』である。

今や日本においての新車のアウディの1/4を占めるこのクルマが、貴重な“エコ・プレミアム”イメージを持てる理由はハッキリしている。エコのために運転の楽しさを犠牲にしてないのと、クレバーに見えることだ。運転の楽しさはインプレッションで語るとして、クレバーな理由は第一にその高効率パワーユニットだ。全車が直噴ガソリンターボ+Sトロニック、つまり燃焼効率とパワー特性に優れたエンジンと伝達効率の高いツインクラッチ式のスポーツギアボックスを採用している。

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