【同じクラウン】でも全く異なるキャラと味。「スポーツ」と「エステート」を選ぶ上で押さえておきたい点はココ

トヨタ クラウンスポーツ / クラウンエステート

軽快な走りの「スポーツ」と安定感抜群の「エステート」

パワートレインは2台とも同じものが採用されています。どちらも2.5Lのハイブリッドとプラグインハイブリッドが搭載され、駆動方式も4WDと同じです。

プラグインハイブリッドシステムの最高出力はどちらも同じ225kW（306PS）。ハイブリッドではクラウンスポーツの172kW（234PS）に対し、クラウンエステートでは179kW（243PS）と差がありますが、どちらもアッパーミドルサイズのSUVとしては十分なパワーを備えていると言えます。

また車両重量はクラウンスポーツがハイブリッドで1810kg、プラグインハイブリッドで2030kgなのに対して、クラウンエステートがハイブリッド1890kg、プラグインハイブリッド2080kgという違いがあります。

車体の大きなクラウンエステートの方が重いため、燃費と電費ではクラウンスポーツが勝りますが、その差は意外とわずかなもの。加速や燃費では、それほどの差がないはずです。

ただし、ハンドリングの味付けは異なります。

ホイールベースや重心の高さからくる違いもありますが、「DRS（ダイナミックリアステアリング）」と呼ばれる4輪操舵機能のセッティングも異なっています。クラウンスポーツは、低速時の後輪の逆相を強めて軽快感を生み出しているのに対し、クラウンエステートは後席の乗り心地に配慮した「リヤコンフォートモード」を備えるなど、専用のDRS制御と電子制御サスペンションにより揺れの少ないストレスフリーな乗り心地を実現しています。