後期カレラ4試乗。4WDは 電子制御多板クラッチに
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
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能書きは分かったから、走ったらどうなのか、という問いには、文句なしだった、と答えておこう。最初のステージはベルリン郊外の一般道だったが、元東ドイツ圏だったことの痕跡で、やたらに凸凹の激しいカントリーロードが多い。そこで最初に乗ったのは、電子制御ダンパーのPASMをオプション装着した青いカレラ4クーペだったが、そんな荒れた道をモノともせずに飛ばしていくそのタフさに、あらためて感心した。最高速300km/hに届こうという超高性能車でポルシェほどタフなクルマは、ちょっと思い浮かばない。
やがて僕らはこの日のメインステージ、かつてソ連軍が駐屯していた広大な軍用飛行場跡地を使った、ミシュランのテストコースに辿り着いた。数年前にカレラGTの国際試乗会で走った場所でもあるそこでは、ポルシェのドライビングインストラクターの指示にしたがって、4~5台ずつのグループに分かれて走ることに。まずは軽いウェット程度の低μハンドリング路を走行、タイトコーナーでスロットルを閉じるとカレラ4のテールは軽くアウトに流れるが、踏み込むと即座に必要な車輪にトラクションがかかって、ボディが確実に前に進む。RRのカレラでも同じことはできると思うが、もっとずっと繊細なスロットルワークが必要になるだろう。続いては水が撒かれた雪道級の超低μ路に挑んで、いかに4WDであっても最後にはコントロール不能になることを体験する。
しかる後に今度は、滑走路跡の長いストレートに移動した。そこではインストラクターのカレラ4SをPDKのローンチコントロールモードを駆使して全開加速させ、スピードが260km/hをオーバーしたところでフルブレーキングして完全に停止させるという、クルマにとって過酷なテストを体験した。しかもそれは、数名のジャーナリストが同じクルマで同じテストを繰り返すという壮絶なものだったが、そのカレラ4Sはトランスミッションもエンジンもブレーキも快調であり続け、見事テストベッドの役目を果たしていた。
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