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マツダのロードスターのレストアサービスが予想より本気で驚いた

ロードスターの公式レストアはビジネスになるのか?

12月13日、マツダがロードスターのレストアサービスの申し込み受付を始めました。11月に予告発表があったので気になっていたオーナーも多いと思いますが、対象車は「初代ロードスター(NA)」のメイングレードのみ。価格は「基本メニュー」が250万円、シャシー・足回り・エンジン・エアコンなどもすべてリフレッシュする「フルレストア」は485万円などとなっています。

レストアにあたっては、コンディションがマツダの基準に適合するか厳格な審査が行なわれ、平均納期は約2ヶ月、しかも一度に1台しか手掛けられないという異例尽くしのサービスについて聞きました。

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まずはこの企画、現行型の「NDロードスター」の開発主査にして、今は“ロードスターアンバサダー”の山本修弘氏が企画を手掛けているのが象徴的です。

そもそも何故NA(初代ロードスター)なのかといえば、国内では約11万台が販売されたNAのうち、現在も2万2770台がナンバーの付いた状態で生き残っているのだとか。ナンバー無しだけど走行可能な車両も含めれば、かなりのNAロードスターが存在するわけで、部品の発注状況などからレストアの潜在的ニーズを検討していたんだそうです。

とはいえ、レストア作業をメーカーが公式にやるというのは日本では異例で、ホンダが初代「NSX」にリフレッシュプランを用意しているぐらい。しかもNAロードスターは車両価格で当時200万円を切る大衆車です。山本さん達はポルシェやメルセデスの公式レストアプログラムなどを見学するなど、ロードスターのレストアの実現性を探っていきます。その結果出た答えが、小さく初めて、育てていけるようなプログラム(ビジネス)であること。一度に1台しか手掛けられない理由も、マツダE&Tのスタッフが空き時間で作業することで、持続可能なビジネスにする、という理由があるのでした。

(※このページの写真について)レストアプログラムを立ち上げるにあたってテスト製作された2号車。

次のページ>>基本メニューだけでもエクステリアはほぼ新車になる

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