パクリ時代は過去のもの。「上海モーターショー25」で見た日独の存在感喪失と中国車大躍進のリアル
掲載 更新 carview! 文:鈴木ケンイチ 16
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最初に感じたのは、街を走るクルマの顔ぶれの変化です。かつて上海の街で見かけるクルマの中で、大きな存在感を放っていたのがフォルクスワーゲンとプジョー/シトロエンです。
ところが、今回の訪中で見た光景は変わっていたのです。特に存在感を大きくしていたのが、白と緑の新エネルギー車(BEVとPHEV)のナンバーを付ける中国メーカーのクルマたち。特にプジョー/シトロエンは全くと言っていいほど目にしませんでした。フォルクスワーゲンはもちろん見ましたが、その数は以前とは大違い。中国メーカーに主役の座が移ったかのようです。
ちなみに、今回の上海モーターショーは、プレスパスが取得できませんでした。取得条件が厳格化され、申請にJ2ビザが必須となりました。これで筆者のようなフリーランスは、ほぼ絶望的です。知り合いのフリーランスでメディアパスを取得できた人はいませんでした。
仕方がないので、3日目以降に有料チケットで会場入りしました。これまで世界中のモーターショー取材を行ってきた中でも初めての経験です。
モーターショー主催者の方針の変化を感じます。内向きになっているのかもしれません。
(次のページに続く)
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