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C63AMGクーペに試乗 珠玉の自然吸気、M156

速さだけでなく官能性も高い

従来のC63AMGとの違いはトランスミッションで、新たにAMGスピードシフトMCT7スピードを搭載する。これまでのAMGスピードシフト・プラスと同じく7Gトロニックがベースだが、トルコンを取り除いてかわりに湿式多板クラッチを採用することによってダイレクトで素早いシフトチェンジを可能にするものだ。

その違いは走り始めるとすぐに体感できる。始動時にはちょっとびっくりするぐらいのレーシーなサウンドを奏でるエンジンを目覚めさせ、シフトレバーをDレンジへ。ブレーキペダルをリリースするとクリープで進み始めるが、クラッチゆえに最初からダイレクト感がある。通常のトルコン式のようにトルク増幅効果はないため、小排気量エンジンだったら力不足を感じるかもしれないが、アイドリング付近から確かなトルクを感じられるのが大排気量車の醍醐味だ。比較的軽量な車両重量との組み合わせということもあって発進した瞬間から速度の乗りがいい。

アクセルを踏みこんでいくと暴力的といってもいいほどの加速が味わえる。今回はヨーロッパの高速道路やサーキットで試乗したので超高速域での走りもたっぷりと堪能できたが、速さだけではなく官能性の高さにも痺れた。最新の直噴ターボはタイムラグが最小限に抑えられているとはいえ、やはりNAのレスポンスは一味違う。シフトアップ直後でエンジン回転が落ち込んだときや、巡航から加速に移るときなど、反応が鈍くなりがちなときでも右足に力をこめれば間髪をいれずに後輪へパワーが伝わるのが心地いい。低回転から豊かなトルクがありながら、回せば回すほどパワーが漲っていくNAならではのレーシーなフィーリングも快感だ。時代の流れによって直噴ターボがメインになっているが、AMGの本懐はやはりこの6.3L・NAにあるのだろう。

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