「マツダ6」はなぜ生産終了したのか? ヒットした初代アテンザから最終型までの販売台数から見えてくるその理由とは
掲載 carview! 文:大音 安弘 99
掲載 carview! 文:大音 安弘 99
現行型となる3代目は、2012年11月にフルモデルチェンジを実施。同モデルは、マツダの新世代商品群として、デザインと技術の両面で刷新を図った革新的なモデルとなった。最新モデルにも受け継がれる新世代デザイン「魂動~Soul of Motion~」と新世代技術「スカイアクティブ テクノロジー」を全面採用したミドルサイズSUV「CX-5」に続く、第2弾モデルだった。
ボディタイプは、5ドアハッチバックが廃止され、4ドアセダン「アテンザセダン」とステーションワゴン「アテンザワゴン」に整理。ただし、セダンとワゴンでホイールベースを変更するなど最適化を図ったこだわりの専用ボディとなっていた。
エンジンラインアップは、ガソリンエンジンが自然吸気の2.0Lと2.5Lの4気筒、国内初設定となるディーゼルエンジンは、2.2L直4ターボを用意。特筆すべきは、欧州車のようにディーゼル車のみに6速MTが設定されたことだ。
発売から1ヶ月後には、月間販売計画1000台の7倍超えとなる約7300台を記録した。その内訳だが、全体の76%が420Nmという大トルクを売りにしたディーゼル車を選択。さらに本革シート装着車も全体の47%が占めるなど、高級車として評価されていた。
ボディの販売比率もセダンが54%、ワゴンが46%となり、バランスの良い結果となった。販売が本格化した2013年は、2万台超えを記録するなど、アテンザの人気は急回復を見せた。
■3代目アテンザ(2012年11月発売~2019年7月)
2012年|3287台
2013年|2万2327台
2014年|1万1387台
2015年|1万2362台
2016年|9412台
2017年|6386台
2018年|6728台
2019年|3442台(※7月まで)
国内総販売台数:7万5331台
(※名称変更前の2019年7月までの総数)
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