新型アウディQ5にメキシコで試乗。その完成度は?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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続いて試乗した2リッターのガソリン仕様はスロットルを踏み込むと、およそ100kgのボディのダイエットが明らかなほど軽快なフットワークで加速を始める。3リッター・ディーゼルとの大きな違いはトランスミッションが7速S-Tronic(DCT)を搭載している点である。シフトフィールはいまやトルコンに勝るとも劣らないスムースさを持っている。2つの異なるトランスミッションを採用した理由は発生トルクの差によるというよりも、牽引時の快適性だと思う。
両モデルの試乗を通して、最新のSUVがまるで乗用車のようになってしまったことを実感した。実はそれこそがSUVブームの要因でもあり、他のメーカーにも言える事だと思う。しかしVW、アウディ系ではプラットフォームの共通化が徹底しているためか、ボディタイプやブランドによる味わいの違いが画一的な印象があるかもしれない。
来年始めに販売が開始される2.0 TDIクワトロ(7速Sトロニック)のベースモデルの価格は、ドイツでは19%の付加価値税込みで4万5100ユーロ(約515万円)となっている。
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