新型アウディQ5にメキシコで試乗。その完成度は？

ホテル・カリフォルニアにも立ち寄る

高速を下りて山間部の比較的緩やかな中速コーナーへ入っても正確無比で、フィードバックの適切なEPSは長さ4.63m、高さ1.63メートルのSUVにヒラリヒラリと蝶のように軽々としたドライバビリティを与えている。

蝶と言えばここバハにはモナルカ蝶がはるばるカナダから3000km以上旅して越冬している。その数は異様なほど多く、止まっている木の枝が重さで垂れてしまうほどだ。エキゾチックな場所での試乗会ではこうしたアトラクションは不可欠で、今回は他にも、イーグルスの名曲「ホテル・カリフォルニア」のイメージとなった同名のホテルや北回帰線を横切ったことなどがあった。

続いてエアサスを最大の60mmプラスにしてオフロード・コースへ向かう。大きなうねり、凸凹、泥濘地…どのような条件下でもニューQ5は都会派SUVにはもったいないほどのオフロード走破性を見せてくれた。