ヤリスクロスやヴェゼルの“新古車”が高騰中のナゾ現象が発生中。背景に「中古日本車天国」の存在
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 11
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 11
スリランカの中古車検索サイトを見ると、ヤリスクロスやヴェゼルなどの新古車が2000万スリランカ・ルピー(約1000万円)を超える価格で販売されているのを見つけることができます。
こうした「スリランカ・バブル」は、今後も続くのでしょうか?
前出の中古車業界関係者は次のように分析します。
「現在のような相場が長く続くことはないと思います。
というのも、スリランカの自動車保有台数は100万台未満であり、市場としての規模は決して大きくはありません。
そのため、輸入規制による反動はほどなくして落ち着くことが予想されており、それとともに日本の中古車相場も下落すると考えられます。
また、スリランカ政府は自動車の輸入に関する政策を毎年のように変更しており、それによって自動車の輸入量を調整しています。
直近では2016年と2019年に中古車の輸入台数が激減しており、日本の輸出業者もその対応に追われました。
こうした経緯を考えると、2026年には中古車の輸入台数が大きく減少するかもしれません。
より中長期的な視点で見ると、中国車の台頭というネガティブ要因もあります。
現在、スリランカには安価な中国車が多く輸入されており、日本車のシェアがじょじょに奪われていることから、危機感を覚える業界関係者も少なくありません。
そのように考えると、現在の『スリランカ・バブル』はあくまで一過性のものであると思います」
『スリランカ・バブル』による日本の中古車市場への影響は一時的なものであるようです。
しかし、その一方で、トランプ大統領による関税政策によってアメリカの新車価格が高騰すれば、それにともなって世界中の中古車価格が上昇するという指摘もあります。
このように、中古車業界にとっては良くも悪くも不安定な状況がしばらく続くと考えられます。
>>【人気の新古車】ヤリス・ヤリスクロス・ライズ・ルーミー・ヴェゼルを見る
(終わり)
(写真:トヨタ、ホンダ)
|あわせて読みたい|
>>「ライドシェア解禁をタクシー利権が妨害している!」論が語らない“日本の闇”
>>「アルファード」は「残価ローン」がないと売れなくなる?
>>万博でも話題「空飛ぶクルマ」はどこが “眉唾”なのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
アルコールインターロック装着車を展示、東海電子が「しみずGuardian EXPO 2025」参加…12月14日
体調不良でSFテスト“早退”のロバンペラがめまいの症状を説明「明日走る可能性はほんの少しあるけど……」
マツダ、「CX-3」のグレード体系を変更。装備を強化した売れ筋2グレードに集約へ
「F1ドライバーだということを忘れたい」新王者ノリス、冬休みはリフレッシュも重視
「認定中古車」って何? どんな人にオススメ? 一般的な中古車との“違い”やメリット・デメリットを紹介
自動車保険は「ネット型」か「店舗型」か? じつは「値段の差」だけじゃない違いがある
コンバースの「オールスタートレックウエーブ」シリーズから“個性の異なる”新作2モデルが登場! トレンド感のあるデザインと履き心地の良さを両立した一足とは
三菱『トライトン』に「サバナ」、シュノーケルや専用ラリーイエロー採用…ブラジル限定
ホンダ「NSX」が“小さく”なって登場!? “本物”テールランプで高い再現性を実化! ワイズスクエア「miNiSX660」とはどんなクルマ?
F1スプリント、週末唯一のフリー走行が”延長”可能に。要望の多かった調整により、1時間の準備時間を確保
歴代ジェームズ・ボンド俳優を独断でランキング!
「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
ディーゼルがなくなった点が惜しまれる。新型「CX-5」は本当にフルモデルチェンジといえるのか?
全長5mオーバーの「LS」級サイズになった新型レクサス「ES」は2026年春発売。大型インフォ画面やフレグランスの未来感ある演出にも注目
「ヴェゼルRS」の販売が好調! 近年各社から“スポーティグレード”が多数登場している興味深い背景
【トヨタ「GR GT」は“世界と戦える”のか?】V8ハイブリッド×アルミ骨格の怪物スペックに潜む弱点と、成功するための“決定的な条件”とは
新型トヨタ「ハイラックス」をタイで現物取材! 耐久性・走行性能・乗り心地の3本柱で進化した中身のポイントとは?
【まさかの展開】ガラパゴス扱いだった軽が欧州標準に? EU「Eカー」構想が映し出す中国EVの脅威と日本の軽への期待
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!