ヤリスクロスやヴェゼルの“新古車”が高騰中のナゾ現象が発生中。背景に「中古日本車天国」の存在
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 11
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 11
近年では、トヨタ「ランドクルーザー300」や「アルファード/ヴェルファイア」のような、需要に対して新車の共有が追いついていないモデルで、中古車価格が新車価格を上回るケースがめずらしくありません。
ただ、現在では需要と供給のバランスが整いつつあることから、これらのモデルの中古車相場はやや落ち着きを見せつつあります。
その一方で、2025年春以降では、以前とは異なるモデルで中古車価格の高騰が見られます。
たとえば、トヨタ「ヤリス」や「ヤリスクロス」、「ライズ」、「ルーミー」、あるいはホンダ「ヴェゼル」です。
>>【人気の新古車】ヤリス・ヤリスクロス・ライズ・ルーミー・ヴェゼルを見る
ただし、すべての個体で相場が上昇しているわけではなく、いわゆる「新古車」と呼ばれる高年式かつ低走行の個体を中心に、新車価格の10~30%程度上回る価格で販売されているようです。
たしかに、これらは新車販売台数ランキングの常連であり、中古車市場でも根強い人気を持っているモデルであることは事実です。
しかし、それだけではこの数か月で新車価格を上回る個体が出現した理由が説明できません。
いったい、そこにはどのような背景があるのでしょうか?
(次のページに続く)
|あわせて読みたい|
>>「ライドシェア解禁をタクシー利権が妨害している!」論が語らない“日本の闇”
>>「アルファード」は「残価ローン」がないと売れなくなる?
>>万博でも話題「空飛ぶクルマ」はどこが “眉唾”なのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
なぜ25年も前の国産中古車がアメリカで人気に? 「GT-R」「RX-7」はさらに高騰! “25年ルール”ってなんだ【クルマの経済学】
けっきょくアメリカ国民が高いクルマを買うハメに! アメリカの国力アップを狙ったトランプ関税のわかりやすい行く末
なぜBYDは「最大34%値下げ」に踏み切るのか? EV王者を追い詰める“飽和する7万元市場”の深層、BYD株続落で考える
豊田章男会長が石破総理に提案!!「アメ車をトヨタが売る」より実現可能性が高くて実効性があってクルマ好きが喜ぶ計画
スズキ「輸入車市場」の覇者へ ベンツを凌駕した「インド製ジムニー」の衝撃ーーその陰で加速する“国産車の空洞化”とその未来
バリューチェーンビジネスでトヨタは次のステージへ【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
アストンマーティン「V8オスカー・インディア」相場が4倍に高騰!約4620万円で落札された理由とは
トライクはよく見るのに… 昭和レトロの象徴「オート三輪」なぜ廃れた? 今も新車販売してますよね
再建の「起爆剤」となるか? ダイハツ3年ぶり新モデル、日産新型EV「N7」が中国で人気[新聞ウォッチ]
「販売台数はイマイチだった…」ホンダ初の4輪車は、とんでもない高性能エンジンを搭載したぶっ飛びトラックだった!【ホンダ・T360】
査定額が100万円違ったことも!人気のトヨタ30系「アルファード」でもボディ色違いで査定額の価格差は約30万円になることも
【中古車チェック】これら4台の日本車は、人気はそれほど高くはないものの、非常に優れた性能を備えている!
BYDが軽自動車参入に至った意外な背景。日本の“聖域市場”すら中国メーカーに蹂躙されてしまうのか
【政府もヤケクソ】トランプ関税の対応で奇策爆誕!? 米で生産した日本車を“大量逆輸入”は実際アリなのか
【転売ヤー涙目】「フェアレディZ」納期改善で中古車価格が大暴落。損切り者続出で今後の展開は?
【甘かった計画、重すぎた現実】消えたオペル。日本再上陸計画が“ほぼ白紙”に戻った背景に何があったのか?
【これが現実】ホンダが戦略変更で“ハイブリッドも”重視に。なぜ5~10年でBEV全盛時代はやって来ないのか?
【マツダ地獄】は過去の話? 最新モデルの残価率は驚異の60%超え。それでも手放しで喜べないワケとは
「ポルシェ」がまさかの大失速。中国低迷とEV空振りで打つ手なしも、ファンには“嬉しい誤算”もある理由
ついに本物の「黒船」に…日本で“専用設計”の「軽EV」発売を予告した中国BYDの勝算はどこにあるのか
【現金・ローン・残価設定】レクサス「LX」に見合う年収は? 頂点「700hエグゼクティブ」で計算してみた
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!