発売から8年経過した「ワゴンR」の現在の販売状況は？ 新型登場の噂はあるものの、ライバル「ムーヴ」のスライドドア採用で押され気味

ダイハツ ムーヴ

ライバル「ムーヴ」はスライドドアを採用

2025年6月にダイハツの主力モデル「ムーヴ」がフルモデルチェンジを行い、全グレードにリアスライドドアが標準装備されたことが話題となっています。これに対して、前出の販売店担当者はワゴンRとの比較について次のように説明します。

「ワゴンRとほぼ同じボディサイズの車両として、ムーヴは購入検討の際に両車で悩まれるお客様が一定数いらっしゃいました。

今回ムーヴのフルモデルチェンジで全グレードにスライドドアが採用されたことで、ワゴンRとの差異はより明確になったと感じます。

実際に、『ワゴンRにもスライドドアを採用してほしい』という声はこれまで一部のお客様からも寄せられていました。スライドドアは狭い駐車場でのドアパンチのリスクを軽減できるうえ、小さなお子さまでも安全に乗降できることから、利便性の面で高く評価されています。

なお、ワゴンRシリーズでスライドドアを採用しているのは「ワゴンRスマイル」のみであり、価格面でもムーヴは135万8500円〜、ワゴンRスマイルは148万9400円〜と差があります。このため、ムーヴのモデルチェンジにより、ワゴンRを含むワゴンRシリーズ全体の販売に一定の影響が出る可能性は少なからずあると考えられます」