AGSの弱点が補われたスイフト ハイブリッドはスムーズで上質な加速感を得た
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:中野 英幸
今回試乗したのは、単眼カメラ+レーザーレーダーを組み合わせた運転支援装置を標準装備する上級グレード、スイフト ハイブリッド SL。自動ブレーキ機能や車線逸脱警報機能といった安全装備を搭載している。
ハイブリッドシステムを起動して、試乗スタート。発進加速は力強い。メーターパネルの回転計と速度計の間に位置するマルチインフォメーションディスプレイを確認すると、エンジンとモーターが力を合わせて車体を押し出していることがわかる。軽快な発進加速には、エンジンとモーターの連携プレイのほかに、960kgという軽量ボディも寄与しているはずだ。
ここで一旦停止。スイッチを押して、走行モードを標準モードからエコモードに切り替えて、もう一度発進加速を試す。すると、ブレーキペダルから足を放し、アクセルペダルも踏まないクリープの状態では、モーターだけでEV走行になった。ここでアクセルペダルを踏み込むと間もなくエンジンも始動して、ハイブリッド走行となる。ここでのエンジンの始動は意地悪く観察しなければわからないほどナチュラルで、このあたりのチューニングは丁寧に行われているという印象を受けた。
市街地を走りながら気がついたことは、このハイブリッドシステムは燃費だけでなく、スムーズな加速感の獲得にも貢献しているということだ。マニュアルトランスミッションのクラッチ操作とシフト操作をコンピュータ制御するAGSは伝達効率に優れ、CVTより軽量かつコンパクトにできるというメリットがある。一方で、シフトアップする時の変速の遅さや、変速時にギクシャクするという弱点も抱えていた。
ここで、フルハイブリッドが搭載するMGUが活躍する。MGUはトランスミッションを介さずにダイレクトに駆動輪に力を伝える。そこでシフトアップ時、エンジン側からのトルク/パワーの供給が途切れた際に、モーターの力を伝えて補うのだ。よって、スイフト ハイブリッドの加速感はスムーズで上質なものとなった。
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