日本も常識になりそうな「オールシーズンタイヤ」ってなに? 財布と場所と面倒を同時に解決
掲載 carview! 文:編集部 254
掲載 carview! 文:編集部 254
クルマ好きの間で“冬タイヤ論議”的なモノが勃発すると決まって登場するのが「ニッポンの冬道は特殊である!」という、例の殺し文句ではないでしょうか? 確かに冬の札幌のツルンツルンのわだちがうねる裏道や、交差点や橋の上のブラックアイスバーンが相手となると、これはもうアイス性能を高めた日本スペシャル=スタッドレスタイヤで対抗するしかありません。
これは今回のコンチネンタルタイヤの説明会でも念を押された点で、北海道・東北・北陸エリアなどではスタッドレスタイヤの絶対的優位は揺るぎません。
一方でオールシーズンタイヤが急速に性能を高めているのも事実で、ちょっとした圧雪路やシャーベット路、さらにはところどころ凍結路が入り混じるような場面でも、それなりの安心感や安定感をもって走り止まり曲がれるようになってきました。
つまり積雪地在住ではなく、ウインタースポーツなどで年に何度も雪国へ向かうような使い方でもないのであれば、コストやカーライフ視点から見ても、オールシーズンタイヤはスマートな選択であるというのがメディアなどのトレンドになりつつあるわけです。
このあたりの最新事情と「ニッポンの冬道は特殊である!」論のギャップは、もしかすると旧世代のオールシーズンタイヤから、認識がまだアップデートされていないというのもあるのかもしれません。非降雪地域のドライバー視点であれば、樹脂や布チェーンなどと比べても、脱着作業が不要で走行性能や耐久性でも大幅に勝るなど、その汎用性は高いと思われます。
また、突然の積雪で高速道路が「冬タイヤ規制」になる場合でも、オールシーズンタイヤならそのまま走れます(チェーン規制は走行不可だが、これはスタッドレスも同じ)。もしもの雪道への備えができて、タイヤを二種類用意する必要もなく、いろいろと便利なのは、一般ドライバーにもう少し知られてもいいところ。というわけで、最後のページはオールシーズンコンタクト2の改良点などから、最新のオールシーズンタイヤ事情を見てみましょう。
(次のページへ)
>>「オールシーズンタイヤ」で本当に雪道大丈夫…? グッドイヤーの最新作で雪山に行ってみた
>>オジサンのクルマ常識はZ世代に通用しない? 7割がサブスク、4割がライドシェアに興味あり
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
定番オールテレーンタイヤが最新世代へ 横浜ゴム「GEOLANDAR A/T4」試乗インプレッション
取り締まり対象にならないために! タイヤのサイズの変更は何がNGになる?
柔らかければ乗り心地がいい……とは限らない! 固いからって安定するともいい切れない! クルマのサスペンションはあまりに奥深い世界だった
2023年GWでのロードサービス出動は10日間で6万2766件! ドライブ前にクルマのトラブルを減らすため注意するポイントとは
新車価格は衝撃の63万円!!! 気分は[日本一速い男] 日産チェリーの正体とは?
GT3マシンのタイヤは1セット50万円! レースはとんでもないお金が動くのでファンは魅了されるのです【Key’s note】
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
観光地へのドライブは要注意! 「坂道・駐車・観光客」行楽シーズンに気を付けたい運転のポイントとは
「無償アプデ」で20ps増し マクラーレン・アルトゥーラ 長期テスト(3) タイヤ交換で速くなる?
大きすぎるクルマはコインパーキングにとめられない!? 車高の「高い・低い」も制限あり! 駐車NGの条件ってどんなもの?
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(6)】新型ランドクルーザー250を70や300と比較試乗してみたら、タフな走りの理想形が見えてきた
世界一美しいクーペ=147+156 アルファ・ロメオGT V6ブッソ・ユニットも搭載 UK中古車ガイド
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった