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日本も常識になりそうな「オールシーズンタイヤ」ってなに? 財布と場所と面倒を同時に解決

冬道だけでなく、夏道の性能も進化している

ここからは「オールシーズンコンタクト2」の主な進化のトピックを紹介しつつ、最新オールシーズンタイヤ事情を見ていきましょう。

1|アダプティブ・パターン
ブロックパターンはオールシーズンタイヤでは一般的な排水性の高いV字シェイプ(回転方向の指定がある)ですが、初代「オールシーズン」よりブロックの面積が広く剛性の高いC字型で、かつC字ブロックがタイヤの中心線に左右から互いに入り組む配置となっています。※ページトップのグラフ参照。右クリック&新しいタブで開くと拡大表示できます。

剛性の高いC字ブロックでタイヤ接地面の後端に力が集中するのを防ぎ、耐摩耗性やブレーキング性能が向上するなど、夏タイヤとしての能力が引き上げられているイメージでしょうか。

2|スマート・エナジー・カーカス
タイヤは路面と接触するときに変形して転がり抵抗が悪化します。この時のエネルギーロスが少ない素材をカーカス(タイヤの骨格を形成する部分)やインナーライナー(空気漏れを防ぐゴムの層)に使うことで燃費性能を向上。※写真11枚目の図参照。

堅牢性が高まったことでBEVの高加重・高内圧・高トルクという過酷な条件にも対応。このあたりも最新のクルマ事情やユーザーニーズに対応しています。

3|チリ・ブレンド・コンパウンド
グリップ、対摩耗性や堅牢性、ウェット性能、ウィンター性能、燃費性能に特化したハイテクコンパウンドを(コンチネンタルタイヤは伝統的に、それぞれのコンパウンドに唐辛子のネーミングを与えている)、オールシーズン用に配合。寒い条件下でもグリップを発揮するだけでなく、夏場やドライ&ウェットなど様々な条件下でグリップやブレーキ性能を発揮。※写真14枚目の図参照。

最新のオールシーズンタイヤは冬道だけでなく、夏タイヤが得意とするシーンでも悪くなさそう。昨今はパターンノイズなども抑えられ、よほど注意深く観察したり、攻めたりしなければ、ほぼ夏タイヤに近い静粛性やグリップ&ブレーキ性能、コーナーリング性能、耐摩耗性能などが得られるようになってきているようです。※写真2枚目、5枚目の図参照。

・・・というわけで、今後もジワジワとユーザーを拡大しつつ、日本(の非積雪地域)でもそのうち「これで十分じゃん!」が常識になりそうなオールシーズンタイヤ。そろそろ履き替えの季節到来だけど、もう夏タイヤもかなり減ってるんだよね…などというユーザーは一度、検討してみると良いのではないでしょうか?

発売サイズ|15~21(49サイズ)、順次拡大予定
価格|オープンプライス

(終わり)

画像と資料:コンチネンタルタイヤ

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