来年日本上陸予定のボルボ最新セダンS60の実力を上位モデルで確かめた
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ボルボ・カー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ボルボ・カー・ジャパン
アメリカ工場(サウスカロライナ州チャールストン)で生産されるS60の国際試乗会の舞台となったのはロサンゼルスのサンタモニカ周辺。ルート66の終着点としても知られているから、クルマ好きにとっても馴染み深い場所だ。いかにも西海岸といった海沿いの気持ちのいい道に、ハイウェイ、ワインディングロードなどを存分に走りまわった。
試乗車はS60 T6 AWD RデザインとS60 T8 ポールスター・エンジニアードが用意された。Rデザインのサスペンションはスタンダードよりも約20mmローダウンされたスポーティな仕様。試乗車はコンベンショナルなタイプのショックアブソーバーだったが、オプションで可変ショックアブソーバー付のFOUR-Cも用意されるという。タイヤは235/40R19でそれなりの大きさだが、路面が荒れていてもゴツゴツとした不快さをみせることなく、バネ下の重さによるネガも感じられなかった。
ハイウェイで速度をあげると乗り味はフラットになっていく。快適な乗り心地でボディが無用に揺すぶられることなく、ゆえに乗員の身体も安定。よく出来ている最近のボルボで唯一気になっていたのが、ステアリングの中立付近の曖昧さだったが、今回乗ったS60はだいぶ明快になりフィーリングが向上していた。ロングドライブでも疲れが少なくなるはずだ。
ワインディングでは正確性の高いハンドリングを楽しめた。最近のボルボは、いたずらにスポーティを追わず、リラックスしてドライブできるモデルが多く、それはそれで好感を持っているが、S60のしかもRデザインとあってキビキビとしているのだ。それでいてサスペンションの動きには常にしなやかさがあり、うねりやギャップが大きな路面でも挙動変化が少なくて安心感がある。ここまで高度なハンドリングをみせられると、プラットフォームがFF系かFR系かなどとこだわる議論も意味をなさないとさえ思えてしまう。
ツインチャージャーのエンジンは、低回転域のトルクの太さ、高回転域のシャープさ、ハイレスポンスによる秀逸なドライバビリティなど申し分ない。6気筒や8気筒のような官能性はないかもしれないが、0-100km/h加速5.6秒の実力はスポーツセダンと呼べるパフォーマンスだ。
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