白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
掲載 carview! 文:伊藤 梓 2
掲載 carview! 文:伊藤 梓 2
スーパーGTでは、メーカーのワークスチームが威信をかけて争う「GT500」クラスと、基本的にはプライベーターが争う「GT300」クラスに分かれており、今年はそのどちらも、最後までどのチームが勝つか分からない激戦になっています。
また、第5戦が台風の影響で延期となり、通常はモビリティリゾートもてぎが最終戦になるところを、延期された鈴鹿サーキットでの第5戦が最終戦になったことも、今年のチャンピオン争いを分からなくさせている要因だと思います。
GT500で、現在トップを走っているのは、坪井翔選手と山下健太選手が組む「au TOM’S GR Supra」。開幕戦は優勝を飾り、勝利すると車両にウェイトが積まれていく「サクセスウェイト」をもっとも載せながらも、コンスタントにポイントを獲り続けて1位を堅持しています。
そのau TOM’S GR Supraに対してわずか2ポイント差に迫っているのが、山本尚貴選手と牧野任祐選手が組む「STANLEY TEAM KUNIMITSU CIVIC TYPE R-GT」、その背後には笹原右京選手とジュリアーノ・アレジ選手が組む「Deloitte TOM’S GR Supra」が控えます。
3チームのポイント差はわずか3点。さらにトップから6ポイント差で「Niterra MOTUL Z」も迫り、トヨタ、ホンダ、日産が入り乱れる大混戦となっています。特にDeloitte TOM’S GR Supraの笹原選手とアレジ選手の2人は、今年の第3戦でお互い初優勝を飾り、涙を流しながら喜んでいた姿が印象的でした。その後の第6戦でも2勝目を飾るなど好調で、残り2戦の戦いも目が離せません。
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